トピックス
2025_ACLE
の8・・昨日のヴィッセルも、そうだったけれど・・この試合でも、ミヒャエル広島サンフレッチェは、人とボールの動きとそのリズムマネージメントが内包す
る重要な意味合いを、明確に感じさせてくれた・・(サンフレッチェvs上海申花、1-0 )・・(2025年12月10日、水曜日)
そうか〜・・
ミヒャエル・スキッベは、今シーズンで、勇退するのか〜〜・・
チト、残念・・
とにかく、Michael・・
Du hast ja in diesen 4 Jahren super gut gearbeitet.. Ich bin sehr stolz
auf Dich und bin sehr dankbar bei Dir für Japanischen Fußball…
たしかに、サンフレッチェは、ルヴァンカップには勝ったけれど、リーグは、4位に終わってしまった。
それでも・・
そう、そんな結果よりも・・
ミヒャエル広島サンフレッチェが魅せつづけた、ハイレベルな組織サッカーの素晴らしさは、人々の記憶に、残る。
その、日本サッカーに及ぼしたポジティブ・インフルエンスだけれど・・
そこでは、何といっても、攻守にわたる主体性プレーの「なんたるか」を、知らしめた(現場の方々に考えさせた!?)コトが大きかったと思う。
サンフレッチェ選手たちは、攻守わたって、とにかく積極的&攻撃的に考えつづけ、仕事(≒攻守ハードワーク)を探しまくっていたんだよ。
そう、主体的にネ・・
ということで・・
この、ミヒャエルの「最終マッチ」でも、勝利を収められて、よかった。
あっと、その試合・・
前回コラム(上海申花vsヴッセル戦)でも書いたけれど・・
上海申花の外国人選手たちの「個の勝負能力」は、確かにハンパないね。
まあ、あれだけの「個の才能」が揃っていたら、そりゃ、積極的に、「個の勝負」へもっていこうとするのも、道理。
そして、そんな「レベルを超えた個の才能サッカー」だったからこそ、逆に・・
そう、ミヒャエル広島サンフレッチェがブチかましつづけた、創造的で実効レベルの高い、人とボールの動き(組織コンビネーション)が、光り輝きつづけたんだ。
人とボールの動き・・
それが内包する意味合いの第一は、もちろん、相手に、次の勝負所を、簡単には「予測させない」ということ。
もっと言えば、相手のボール奪取プロセス(守備)イメージングを「誘い込む」ようなワナを張るっていうニュアンスもあるんだよ。
もろちん、それは、とても高度な「チーム戦術」だから、そんなに簡単には機能させられない。
それでも・・
そう、全てのサッカー人は、そんな「高度な動き」をマスターし、「美しく勝つこと」に心血を注がなければいけないと思っている筆者なのだよ。
・・そんなコトをしていたら、勝てないし、クビになっちゃう・・
そんな、プロ仲間の声が聞こえてきそうだけれど・・
だからこそ、そんな美しく勝つサッカーと、「勝負も」視野に入れる現実サッカーを、うまく、バランスさせるのさ。
それが、優れたプロコーチの、高度な「バランス感覚」だっちゅうコトだね。
そう、ミヒャエル・スキッベのようにね。
「それ」を機能させるためにも、選手たちに、考えさせ、主体的に、リスクチャレンジという「汗かき仕事」を探しまくれるようなプレー姿勢を、深く浸透させられるような優れたプロコーチね。
言葉を換えれば・・
攻守にわたる、積極的&攻撃的な「リスク・チャレンジ」姿勢の浸透ね。
あっと・・
そんな高度な「動き」を、本当の意味で効果的に機能させられるコトで、チームが内包している「個の才能」だって、「より」高度に、活用できるという確固たる事実も、忘れちゃいけない。
そういえば、この試合でも・・
抜群の存在感を発揮した上海申花の「外国人選手の天才」だって、「動き」を、効果的に活性化させられれば、その破壊力は、何倍にだって増幅させられるはずだよね。
要は、優れたバランス感覚・・さ。
あっと、そうだな〜〜・・
スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における、人とボールの動きと、その優れたリズム・マネージメントが秘める、ものすごく大事な「根源バリュー」について語ろうと思っていたけれど・・
このテーマについて、明確に表現するのは、難しいっていう事実も、再認識させられていた筆者なのであ〜〜る。
へへっ・・
でもまあ、ユースからプロに至るまで、日々、より良いサッカーを志向している優れたコーチの方々は、ここで言わんとしているテーマについては、理解されているモノと思いますけれど・・
ということで、最後に・・
お疲れ様でした、ミヒャエル・・
今後の活躍を祈っているよ。
あっ、もしかしたら、来年7月最終週に、マインツで開催される「サッカーコーチ国際会議」で再会できるかもね・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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