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2019_J1_第32節・・攻守ハードワークを積極的に「探しまくる姿勢」にこそ、闘う意志のポテンシャルの内実が、如実に現れてくるモノなんだヨ!!・・(レッズvsフロンターレ、0-2)・・(2019年11月5日、火曜日)

・・そうそう、それです・・

・・そのゴールについて、小林悠とも、「あの動きだよな〜」なんて、話し合っていたんです・・

・・だから、彼にとっても、今日の後半に奪った追加ゴールには、とても深い思い入れがあったと思うんです・・

私の質問がボタンを押したようで、フロンターレ鬼木達監督が、間髪入れずに、そんな言葉で反応してくれた。

その質問は・・

フロンターレの小林悠が、後半33分にブチ込んだ追加ゴールが、あまりにも素晴らしかったから、そのクロス&ヘディングシュートを、このところ目立ちに目立っている、レッズの橋岡大樹と興梠慎三コンビのスーパーゴールと比較して語ってしまったんだ。

そしたら・・

鬼木達さんが、目を輝かせて、冒頭のようにコメントしてくれたっちゅうわけさ。

たぶん鬼木達さんと小林悠は、ACL準決勝セカンドレグ、広州恒大対レッズ戦で、興梠慎三がブチ込んだ決勝ゴールを観ながら、そこに内包されていた、戦術的な「深み」を話し合っていたんだろうね。

彼にとっても、その興梠慎三のヘディングシュートが、とてもインプレッシブな、ピンポイント必殺ダイレクトシュートだったっちゅうことでしょ。

その、広州恒大vsレッズ戦コラムは、こちら

また、まったく同じカタチで興梠慎三が決勝ゴールブチ込んだ、エスパルス戦コラムは、こちら

とにかく、そこで興梠慎三がブチかました、タメと勝負の動きには鳥肌が立ったモノさ。

興梠慎三がブチかました、ギリギリのタイミングでの勝負の動き。

そして、橋岡大樹が送り込んだ、その「動き」を明確にイメージした、相手マーカーの「眼前スペース」へ向かっていく鋭く正確なラストクロス。

そこには、ものすごく深く、意義のある勝負ファクターが山積だったんだ。

そして今日。

その橋岡大樹と興梠慎三の「最終勝負イメージ」を正確にトレースするように・・

後半から右サイドバックに入った、フロンターレ守田英正が、小林悠をイメージする相手マーカー(レッズ森脇良太)の眼前スペースへ向けた鋭いクロスを送り込み・・

そこへ、ベストタイミングで飛び込んできた小林悠が、電光石火のヘディングシュートでダメ押しゴールをブチ込んだっちゅうわけだ。

ところで、ゲーム展開・・

前半は、完璧にフロンターレがゲームを支配し、先制ゴールまでブチ込んだ。

たしかに彼らは、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでスペースを攻略し、何度かゴール機会を創りだした。

でも、実際の先制ゴールは、脇坂泰斗のスーパーミドル弾によるものだった。

そして後半・・

一点を追うレッズは、もちろんペースをアップしていく。

その絶対バックボーンは、もちろんボール奪取プロセス(守備)が活性化したことだよ。

そして、何度かは、フロンターレのゴールに迫るシーンも創りだした。

でも実際には・・

そう、ボールがないところでのサポートの動きに代表される「意志のプレー」が少なすぎる・・という不満ばかりが残ったんだ。

ここじゃ、選手の名前を列挙するなんていう愚は犯さない。

観られていた皆さんが、一番よく理解しているはずだから・・

言いたかったことは・・

このところの数試合で魅せていた、良い流れのサッカーが観られなかったこと。

それは・・

攻守ハードワークとリスクチャレンジへの意志を絶対ベースに人とボールを動かしつづけ、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションをブチかましていく・・ってな積極的な攻撃サッカー。

たしかに局面デュエルでは、フロンターレに見劣りしているわけじゃなかった。

でも、攻撃での、ボールがないところでのサポートの動きの量と質が(そんなリスクチャレンジにこそ闘う意志ポテンシャルが表現される!!)、まったく不十分だったんだよ。

それじゃ、フロンターレ守備ブロックのウラにある決定的スペースを攻略することなど、夢のまた夢だよな。

そして最後は、マルティノスとか汰木康也、はたまた、左サイドバックで先発した山中亮輔といったドリブラーが、まさに「ゴリ押し」ってな無理筋のドリブル突破にチャレンジしてボールを失う。

とにかく、今日のレッズでは、攻守ハードワークを「積極的に探しまくる・・」ってな、闘う意志の発露が、まったくといっていいほど感じられなかったんだよ。

それは、とても寂しい出来事だった。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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