湯浅健二の「J」ワンポイント
- 2023年Jリーグの各ラウンドレビュー
- 第28節(2023年9月23日、土曜日)
- ミハイロ札幌コンサドーレ・・内容と結果の「大きなギャップ」を、まだ克服できていない!?・・(グランパスvsコンサドーレ、1-1)
- フム〜・・
あんな立派なサッカーを展開していたのに・・
そう、ミハイロ札幌コンサドーレのコトね。
もちろん長谷川健太が率いるグランパスも、優れたサッカーは魅せてはいたけれど・・
それでも・・
ダゾン試合後インタビューで、小林祐希が、悔しそうに・・
・・この試合は、勝ち点2を失ったコト以外に、何もない・・
・・なんて、ぶっきらぼうに応えていたモノさ。
また、ミハイロも言っていたけれど・・
とにかく、チャンスをゴールに結びつけられない。
サッカー内容は素晴らしく、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、何度もゴール機会は創り出した。
それでも、決められない。
シュート決定力!?・・
それは、多分に、体感に裏打ちされた「感性」に左右される。
まあ、そんな感性もまた、トレーニングの「量と質」によって培われるのかもしれない・・。
このテーマについては、「The Core Column」で、かなり昔に発表した「このコラム」もご参照あれ。
この両チームのなかじゃ・・
やっぱり、(あんな厳しい状況にもかかわらず!!)ネバリの先制ゴールを決めた、グランパスのキャスパー・ユンカーに一目置かざるを得ない。
どうなんだろうね、ミハイロ札幌コンサドーレ・・
どうも、まだまだ、内容と結果に「大きな乖離」があるって感じる。
あれだけ、強豪という称号に相応しい優れたサッカーを魅せつづけているのに・・
前述した、ゴールゲット感性だけれど・・
フィジカルのトレーニングだけじゃなく、ビデオを駆使したイメージトレーニングも、とても効果があるってのが、フットボールネーションでの定説なんだよ。
「ある状況」に「なりそう」になったとき、自分がシュートを打つのと、そのシュートが、ゴールに吸い込まれていくシーンが「脳裏に浮かぶ」・・
ドイツのサッカー史に残るスーパーストライカー、ゲルト・ミュラーが、そんなニュアンスの内容を語ったコトがあったね。
まあ、「それ」もまた、才能か・・
ということで、また・・
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。
一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。
もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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