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			 2023_ACL決勝の1・・このゲームからは、二つのテーマをピックアップしました・・(アル・ヒラルvsレッズ、1-1)・・(2023年4月30日、日曜日) 2023_ACL決勝の1・・このゲームからは、二つのテーマをピックアップしました・・(アル・ヒラルvsレッズ、1-1)・・(2023年4月30日、日曜日)
 
 
 ホントに、よく闘った、浦和レッズ。 ホントに、よく闘った、浦和レッズ。
 
 素晴らしいサポート・エネルギーをブチかました、アウェイ浦和サボーターも含めてネ。
 
 ということで・・
 
 このゲームからピックするテーマは、二つかな。
 
 最初は、何といっても、マチェイ浦和レッズが魅せつづけた、ボール奪取プロセス(守備)での忍耐力、調整力。
 
 忍耐力については、言うまでもないけれど、調整力(インテリジェンス=知恵)が、特筆だった。
 
 相手のアル・ヒラルの「個のチカラ」は、誰もが認めるところ。
 
 その洗礼を受けたのが、失点シーンだよね。
 
 そう、右サイドバックの明本考浩が、ミヒャエウのフェイントに引っ掛かって逆を取られ、決定的なクロスを送り込まれたシーン。
 
 それは、ショッキングなシーンではあったけれど、それでも選手たちは、ソコから、すぐに多くを学び、次に活かしていた。
 
 彼らは、決して「追い過ぎず」に、相手のアクションを「より上手く」見極めるようになったんだ。
 
 そしてボール奪取プロセス(守備)の内実が、ものすごく「安定」してくる。
 
 そうなんだよ、ゲームを通して、「あの」個のチカラが抜群のアル・ヒラルに、まったくといっていいほど、ゴール機会を創らせなかったんだ。
 
 その事実が秘めるコノテーション(言外に含蓄される意味)は、とても大きい。
 
 マチェイ浦和レッズ選手たちの、「自信と確信レベル」の拡充っちゅう視点でもネ。
 
 とにかく、「行き過ぎず」に、サウジの「個の天才」たちの次の仕掛けアクションを「正確に読んで」、効果的に対処しちゃう、レッズ選手たちなんだ。
 
 だからこそ、「ここぞっ!!」の、ボール奪取勝負で、無類の強さを魅せる。
 
 もちろん、彼らの「意識と意志パワー」の強さは、言うまでもないけれど・・
 
 そこに、前述した、調整力(インテリジェンス=知恵)が加わったっちゅうワケさ。
 
 それが、インターセプトの「多さ」ともなって、グラウンド上に表出する。
 
 マチェイ・スコルジャの面目躍如ってな、感じかな。
 
 ところで、そのインターセプトの多さだけれど・・
 
 わたしは、その背景には、「個の天才」連中の、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)における、イメージングの貧弱さもあったって感じていた。
 
 そう、アル・ヒラルの人とボールの動きが、とても低レベルだったんだよ。
 
 彼らの場合、仕掛けは、まさに、局面での「個の勝負だけ」・・ってな感じなんだ。
 
 対するレッズは、前述したように、人とボールの動きの「リズム」が、抜群。
 
 人とボールが、素早く、広く、スムーズに動きつづける。
 
 たしかに、(この勝負マッチでは!?)戦術サッカーに徹している関係で、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)に絡んでくる人数には、限りがあった。
 
 だから、普段のような、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションは、そうそう繰り出せなかった。
 
 それでも、人とボールの動き(組織)と、個のドリブル勝負は、とても高い次元で、上手くバランスさせられていたと思う。
 
 とにかく・・
 
 たしかに、アル・ヒラルの「個のチカラ」は、あなどれない。
 
 それでも・・
 
 ヤツらは、「足許パス」ばかりなんだよ。
 
 それに対してレッズが、とてもクレバーなボール奪取プロセス(守備)を展開しつづけたっちゅうわけだ。
 
 そして次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)では・・
 
 まあたしかに、カウンター状況が多かったワケだけれど、組織と個が、うまくバランスした、効果的な仕掛けをブチかませていたよね。
 
 だからマチェイ浦和レッズは、ボール絡みの最終勝負(ドリブル勝負)だけじゃなく、ボールがないところで「も」、しっかりとゴール機会を創りだせていたんだ。
 
 ということで・・
 
 この勝負マッチでは、前述の二つのディスカッションにスポットライトを当てました。
 
 さて、来週の、ホーム第2戦に対する「ワクワク感」が、天井知らずってな感じになってきたじゃないですか。
 
 あっと、最後に・・
 
 興梠慎三と交替出場した、ホセ・カンテについて、苦言。
 
 例によって、攻守にわたって、まったく、役に立っていなかった。
 
 ボール奪取プロセス(守備)での「爆発」が、まったくない。
 
 そう、「寄せ」に対する、「意識と意志パワー」が、まったく感じられないんだ。
 
 またスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも・・
 
 足許タテパスをもらっても、キープできない(最前線でのポストプレーの内実で、興梠慎三と比べモノにならない!)。
 
 ヘディングでも、勝てない。
 
 タテパスをコントロール出来ても、「そこ」から、効果的な、次の仕掛けプロセスがはじめられるわけでもない。
 
 たしかに、レッドカードをもらった、ミハイロ札幌コンサドーレ戦では、少しは、「意識と意志パワー爆発」の兆候は、魅せたけれど・・さ。
 
 マチェイ・スコルジャは、いったい彼に、何を期待しているんだろうか・・
 
 チト、不思議・・
 
 あっ、スミマセン、またまたネガティブに「過ぎる!?」コメントを書いてしまって・・
 
 とにかく、潜在力だけは感じさせてくれるホセ・カンテには、もっともっと、自己主張プレーを期待したいね。
 
 ということで、来週を楽しみに・・
 
 
 
 
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- ところで・・
 
 チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
 
 以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、 その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。 その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
 
 彼女については、このページやあのページを参照してください。
 
 私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
 
  その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。 その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
 
 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
 
 「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
 
 ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
 
 また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
 
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- あっと・・
 
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
 
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
 
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
  
 
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
 
 
 
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 最後に「告知」です。
 
 どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
 
 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
 
 
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
 
 自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
 
 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
 
 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
 
 
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
 
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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
 追伸:わたしは ”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。 ”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
 
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