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2022_天皇杯決勝・・吉田達磨ヴァンフォーレは、素晴らしい、我慢強く、粘り強いサッカーを魅せてくれた・・その感動的な闘いに、乾杯っ!!・・(ヴァンフォーレvsサンフレッチェ、1-1、PK=5-4 )・・(2022年10月 16日、日曜日)

ものすごい劇的ドラマが、テンコ盛りの決勝だった。

だから、終わった直後のいまは・・

コメントの必要なんて、まったく、ないって感じるよ、ホントに。

両チームともに、攻守にわたって、全力を出しつくす激闘を演じたわけだから。

とにかく、エモーショナルな感性に包み込まれていた。

まあ・・とはいっても・・

ゲーム展開のなかで感じた、いくつかの戦術ポイントは、自身の学習機会としても、記録しておくことにします。

まず、ゲームを観ながら、こんなコトを感じていたっけ。

どうしてなんだろ〜〜・・

そう、ミヒャエル広島サンフレッチェが、うまくスペースを突いていけないのは、何故なんだ!?

個のチカラの「単純総計」じゃ、たしかに、ミヒャエル広島サンフレッチェに、一日の長がある。

そのことは、誰もがアグリーでしょ。

だからこそ、彼らの「攻めあぐね」には、違和感があったんだよ。

もちろん・・

優れたプロコーチ、吉田達磨に「守備イメージングのキモ」を鍛えられているヴァンフォーレ甲府ということで。

彼らの、クリエイティブなボール奪取プロセス(守備)が素晴らしいコトは言うまでもない。

ボール奪取プロセス(守備)イメージング・・

甲府プレイヤーたちは、「カタチ」などにこだわるコトなく、全員が、ボールを奪い返すコトだけに集中し、プレー(次への予測!?)を、ギリギリまで研ぎ澄ませているんだよ。

だからこそ・・

同点ゴールも含めて、何度かスペースを攻略され、そこからのミドル弾は喰らったとしても、全体として、ボール奪取プロセス(守備)は、素晴らしい機能性を魅せつづけていたんだ。

彼らは、忠実に、チェイス&チェックやカバーリング(マーキング)を機能させるなかで・・

何度も、「主体的判断」としての「最後の半歩」を、素晴らしく、機能させた。

最後の半歩というファクター・・

私は、そこに、決定的パスやクロス、またシュートなどをブロックするだけじゃなく、マーキング&カバーリングでの「ギリギリの勝負イメージング」を研ぎ澄ます・・というニュアンスも含めるんだ。

とにかく、吉田達磨ヴァンフォーレが、ボール奪取プロセス(守備)において、素晴らしい「主体性プレー」をブチかましつづけたコトが言いたかった。

そして、だからこそ(!?)・・

ミヒャエル広島サンフレッチェの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での「課題」について、感じたコトがあったわけさ。

それは・・

人とボールの動き。

ミヒャエルは、「クイック・プレー」という標語で、人とボールの動きを「加速」させ、サイドから崩していく・・というコンセプトをもっているはず。

素早くボールを動かすコトね。

ドイツ語では「シュネル・シュピーレン」。

それが、基本的に、ミヒャエルが標榜するスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でしょ。

でも実際は・・

そう、各ステーション(パスレシーバー)での動きに、微妙な「遅れ」があるって感じられたんだ。

だから、最前線でのパスレシーブの動きも、徐々に「鈍く」なっていった。

もちろん、その現象は・・

吉田達磨ヴァンフォーレの、忠実&クリエイティブな守備イメージング(マーキング&カバーリング等)が素晴らしかったから。

それは、そうなんだけれど・・

どうしても、ミヒャエル広島サンフレッチェの人とボールの動きが、うまく加速していかない・・という印象があったわけだ。

鬼木達フロンターレ、ケヴィン横浜マリノスが展開する、素晴らしい、人とボールの動き(そのリズム!!)。

まあ、それがターゲットイメージだね。

それに対して、今日のミヒャエル広島サンフレッチェの「動き」には、いつもの鋭さが感じられなかった。

だから・・

そう、吉田達磨ヴァンフォーレは、次のボール奪取プロセス(守備)を、つねに「前向き」にチャレンジできたし、そこでの「読み」を、より正確に、脳裏に描写できた。

そして後半・・

ミヒャエルは、「より」個の勝負に長けた外国人選手を、グラウンドに送り込むんだ。

そして(そのこともあって!?)人とボールの動きが、加速していかず、吉田達磨ヴァンフォーレの術中に、はまりこんじゃう。

まあ、とはいっても・・

サンフレッチェ川村拓夢がブチ込んだ同点ゴールシーンでは・・

エゼキエウの「タメ」から、素晴らしいコンビネーションが炸裂し、美しいスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)が成就したわけだけれど・・さ。

とにかく・・

レギュラータイム内での、ギリギリのせめぎ合いの応酬だけじゃなく・・

満田誠のPKを止めたヴァンフォーレGK河田晃兵のスーパーセーブ、その後のPK戦も含めて、手に汗にぎる、ギリギリのドラマではあった。

堪能した。

最後に・・

素晴らしい仕事を為している、ヴァンフォーレ甲府のスーパーコーチ、吉田達磨に対して、日本のサッカー人の一人として、称賛と感謝の拍手を、おくります。

おめでとうございました。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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