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2022_AFC_U23 アジアカップ・・不確実なファクター満載のサッカーは、やっぱり、究極の心理ゲームなんだ・・ホストカントリーのウズベキスタンの「気合い」は、たしか に、レベルを超越していた・・(ウズベキスタンvs日本、2-0)・・(2022年6月16日、木曜日)

フ〜〜ッ・・

まあ、仕方ない。

この試合が示唆したことは、まさに・・

不確実なファクターがテンコ盛りのサッカーだからこそ、それは、ホンモノの「心理ゲーム」というコンセプト。

ホストカントリーでもあるウズベキスタン・・

彼らは、もう、最初から、闘う意志「150%」ってな感じで、限界を突き抜けるような「意識と意志」をもって、攻守にわたるハードワークとリスクチャレンジをブチかましつづけた。

観はじめて、すぐに・・

・・これは、大岩剛ジャパンにとって、韓国戦よりも深くて広いコノテーション(言外に含蓄する意味)を内包する、貴重な学習機会になる・・

・・ってなテーマに思いを馳せていた。

そして、実際に・・

ということで、このゲームで、まずピックするのは・・

やっぱり、サッカーが、ホンモノの「心理ゲーム」だっちゅう真実。

そのことは、もちろん、ボール奪取プロセス(守備)の内実に、如実に現れてくる。

ウズベキスタンは、ボール奪取プロセス(守備)という視点で、大岩剛ジャパンを、上回りつづけたんだ。

たしかに・・

大岩剛ジャパンも、負けてはいなかったけれど・・

でも、最後は、ウズベキスタンの「意志のチカラ」が、少しだけ「勝った・・」っちゅうことだね。

攻守の切り替え(トランジション)、チェイス&チェックや局面デュエル、マーキングやカバーリング、協力プレスへの集散、そして何といっても、最終勝負シーンで伸ばし切る「最後の半歩」などなど。

そんな、組織ディフェンスの要素が・・

うまくリンクしつづけていた両チームだったけれど・・

そう、少しだけ、ウズベキに上回られた大岩剛ジャパンだったというわけだ。

とはいっても・・

両チームともに、ボール奪取プロセス(守備)での、人数&ポジショニングバランスという「組織ディフェンス」の視点でも、とてもレベルが高かったよね。

あっと・・守備ファクターのなかでも・・

両チームともに、「最後の半歩を伸ばし切る・・」という「意志のプレー」という視点でも、十分に魅せてくれたっけ。

とはいっても・・

スペース攻略プロセス(攻撃)の内実を、観てみると・・

ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションという視点の「組織プレー」では、たしかに、大岩剛ジャパンに、一日の長があった。

でも・・

そう、ダゾン解説の福西崇史も言っていたように、「個の勝負プレー」では、ウズベキスタンに軍配が挙がる。

その「個の勝負プレー」という視点で、ウズベキに、明確な一日の長があったんだ。

そして・・

その、個の勝負プレーが(そこで炸裂する意志が!?)集約するのが、シュート。

たしかに、スペースを攻略していく組織プレー「的」なプロセスでは、大岩剛ジャパンに軍配が挙がる。

でも、「そこ」から、シュートまでの(ゴール機会を創りだすまでの!?)最後の勝負プロセスという視点では、「強烈な意志」をブチかますウズベキが、明確に、上回ったんだよ。

要は、シュートへの、積極的&攻撃的な「意志」。

大岩剛ジャパンは、完璧で美しい「ゴール機会のカタチ」を目指し過ぎている・・ように感じた。

そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでスペースを攻略し、最後「も」、ラストパス(クロス)から、ダイレクトシュートで仕留める・・ってな感じ!?

それに対して・・

ホームということで(!?)、心理・精神的なパワーが天井知らずのウズベキスタン・・

彼らは、どんなに「薄い」可能性であっても、常に、そう、常に、シュートを打つコトに対する、強烈な「意識と意志とイメージング」をもって、勝負していったんだ。

もちろん、美しくないし、「ゴリ押し」的な雰囲気もプンプンさ。

それでも、チーム全体として、いくらアバウトでも、繰り返し失敗やミスを犯しても、そんな、積極的&攻撃的な「仕掛け」を志向しているんだよ。

だから、チームの誰もが、シュートまでいけたコトを、高く評価する。

フムフム・・

それが、キャプテン、ジャロリディノフの先制(爆発!)ミドル弾として「結実」したと思う。

そして、その先制ゴールから、本格的にゲームが「動きはじめる」わけだけれど・・

そこでの大岩剛ジャパンの、「意識と意志とイメージング」という心理パワーが、限界を突き抜けていかない。

だからこそ・・

アバウトでも何でも、「とにかくシュートまでいく・・」っていう、積極的&攻撃的な姿勢が、十分ではなかったのかもしれないって、感じさせられたわけさ。

まあ、とにかく・・

パリ・オリンピックを目指す大岩剛ジャパンにとって、この上なく貴重な学習機会ではあった。

それにしても・・

フ〜〜ッ!!

昨日の森保一ジャパンといい、今日の大岩剛ジャパンといい、内容と結果が(ある意味で!!)一致しない、悔しい勝負マッチを体感させられた。

まあ、それも、これも、サッカー。

わたしにとっても、とても貴重な(心理・精神的な!?)学習機会ではありました。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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