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2021_U24(オリンピック3位決定戦)・・森保一ジャパンは、日本のアイデンティティ(誇りのリソース!)として、素晴らしい成果を残してくれた・・お疲れ様でした・・(U24日本vsメヒコ、1-3)・・(2021年8月6日、金曜日)

フ〜〜ッ!!

PKと、セットプレーからの一発ヘッド2本か〜・・

そんな、サッカーの神様が仕掛けた(森保一ジャパンにとって!)厳しいスクリプトは、こんな感じではじまった。

ゲームの立ち上がり・・

メキシコは、積極的な「前からプレス守備」をブチかましてきた。

そんなメキシコの、前のめりに攻め上がる「勢い」を、余裕をもって(安定して!)受け止めていた森保一ジャパン。

そして、徐々に、イニシアチブを握りはじめていくんだ。

さて、これからだ・・

立ち上がりのゲーム展開を観ながら、そんなポジティブな思いに浸っていた。

でも・・

そう、その矢先の前半13分、PKを取られてしまうんだよ。

それだけじゃなく、その9分後には、セットプレーからの一発ヘッドで追加ゴールまで奪われてしまう。

それは・・

「えっ!?」ってな感じで奪われてしまった、唐突そのものの2失点だった。

でも・・

そう、そのときは、確信があった。

素晴らしく「立派なサッカー」を魅せつづけている森保一ジャパンだから、ここから、しっかりと巻き返してくれるはず。

もちろん・・

メキシコの「前からプレス」は、強固なブロック守備へと変容する。

それでも森保一ジャパンは、「組織」と「個」がスムーズに連動する仕掛けプロセスを、これ以上ないほどのバランスで機能させながら、しっかりとチャンスの流れを創りだしていく。

でも・・

そう、そんな巻き返しプロセスを高揚させていた矢先の後半13分。

今度はコーナーキックから、ベガの一発ヘッドで3点目を奪われちゃうんだ。

これで「0-3」。

もちろん、気持ちは、かなり落ち込んださ。

それでも、我らが森保一ジャパンは、決してメゲることなく、闘う意志を、極限まで高揚させながら、素晴らしい攻守ハードワークとリスクチャレンジをブチかましつづけてくれた。

そう、攻守にわたる、心理ダイナミズムの詰め込まれた「主体性プレー」。

それが、三笘薫の追いかけスーパーゴールや(彼自身の!)その他のシュートだけじゃなく、久保建英、旗手怜央、堂安律といった、森保一ジャパンの「確固たる輪郭」をカタチ創る強者どもの絶対的シュートにつながった。

たしかに決めることは叶わなかった。

それでも、まさに「美しい質実剛健サッカー」と呼べるような闘いを披露した。

このゲームについては、また後で、何かをアップするかもしれないけれど・・

とにかく、この、(鉄は熱いうちに打て!!)直後コラムは・・

森保一ジャパンが為した「世界に誇れる成果」というテーマで締めたいと思います。

そう、素晴らしい「主体性サッカー」・・

とにかく、今大会で森保一ジャパンが魅せつづけたサッカーには、世界トップのプロ連中が、心からの賞賛を惜しまない内容が詰め込まれていたんだ。

私のドイツの友人たちも、ありったけの言葉で賞賛を惜しまなかった。

そう、森保一ジャパンは、様々なコノテーション(言外に含蓄される意味)を内包する、日本のアイデンティティ(誇りのリソース!)になったのさ。

もちろん「それ」は、森保一が率いるフル代表にも引き継がれ、強化される。

そして彼らは、日本と世界を、様々な意味合いで結びつける「異文化接点」として、素晴らしい機能性を発揮してくれる。

今後の彼らに、大いに期待しましょう。

ということで・・

森保一ジャパン、裏方の方々も含む関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

そして、有難うございました。

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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