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2021_J2_ 第9節・・攻守ハードワークとリスクチャレンジあふれる(彼ら本来の!?)サッカーをブチかませる時間が増幅しているヴェルディ・・また、チョウ・キジェ に率いられ、ダイナミックなサッカーを志向する京都にも、乾杯!・・(ヴェルディvsサンガ、0-2)・・(2021年4月21日、水曜日)

ふう〜〜っ・・

そうそう、ダゾン解説の清水範久が、こんなコトを言っていたね。

・・後半になって、ヴェルディは、ボールまわりで、闘えるようになっている・・

たしかに、局面デュエルの内実は(そこでの意識と意志のレベルは!)、前半と比べて、まさに「格段」ってな感じでアップしたよね。

そして、そんな「良い流れ」のなかにもかかわらず犯してしまった、GKとディフェンダーの意志のコンビネーションミス、そして追加失点・・

その直前にも、GKマテウスのミスから、決定的ピンチに陥ったシーンもあったよね。

彼が優秀なゴールキーパーであることには、確かな事実さ。

でも、たまに、とてもイージー(安易)にプレーすることがある。

その典型が、ボールを手で扱えば問題ないのに、ドリブルし、近くのディフェンダーに「ショートパス」を回したりするんだよ。

相手が、「前からプレス」で、ガンガン迫っているにもかかわらず・・だぜ。

そして、「そこ」から大ピンチに陥ったりする。

とにかくマテウスは、もっとステディー(安全)にプレーすることを、心がけなきゃいけない。

何せ、ゴールキーパーがミスったら、それは、即、失点につながってしまうわけだから・・

あっと、ゲーム展開・・

前半のヴェルディは、全体的に、「安全志向」の傾向が強すぎたと思う。

そして、自分たちの(ステディーにボールをキープしようとしていたからこその!?)ミスから、ピーター・ウタカにボールを奪われ、そのまま失点してしまう。

もちろん、そのシーンでの梶川諒太は、シンプルにボールを動かせなかったから(サポートの人が寄ってこなかったから!?)・・という視点もある。

そう、前半での「安全志向」マインドの弊害・・!?

そういえば・・

ゲーム全般を通しても、そんな、即、決定的ピンチにつながるような、「安全志向であるからこそのイージーミス」が目立っていたコトは否めない(イメージングの修正が必要だよ!)。

巧いからこそのワナ!?・・

まあ、そうとも言えるけれど、彼らの「巧さ」を否定し、安全プレーを強要しては、まさに、本末転倒ってなコトになっちゃう。

ホント、サッカーは難しいネ。

そうそう・・

だからこそ、高度な「バランス感覚」が重要な意味をもってくるんだ。

そう、「規制」と「解放」のバランスね・・

あっと、蛇足・・

とにかく、皆さんもご覧になったように、ヴェルディが秘める「底力」は、この「ゲーム結果」に反映されるような低レベルのモノじゃないんだ。

だからこそ・・

相手が、「あの」チョウ・キジェに鍛えられている京都サンガだったからこそ、前半から、もっと、もっと飛ばし、攻守にわたって攻撃的に仕掛けていかなきゃいけなかったと思うのさ。

そう・・

「0-2」というリードを奪われてからのアクティブサッカーのように・・ネ。

彼らは、二点リードを奪われてから、やっと、本当にやっと、本来の、積極的&攻撃的なモノへと「ブレイクスルー」を遂げたんだ。

どう表現したらいいんだろうね・・

要は、攻守にわたって、積極的、攻撃的に仕掛けていかなきゃ、決して、「自分たちがイメージするサッカー」は取り戻せない・・っちゅうコトなんだよ。

そう、人とボールが活発に動きつづける、魅力的な攻撃(積極)サッカー。

そこでは、極限の「意識と意志」がほとばしりつづけるような、極限の攻守ハードワークとリスクチャレンジを(自分たち主体で!)探しまくるようなサッカーね。

それがあってはじめて、美しい質実剛健サッカーを体現できる。

そう、美しく勝つサッカー。

とにかく、連敗はしてしまったけれど、内容的には、優れたサッカーを魅せられた時間は、どんどん増えていると思う。

でも、立ち上がりの時間帯では、ちょっと、消極的に(受け身の姿勢が目立ち!?)過ぎる傾向が強いと感じるのは、私だけだろうか!?

今は、もっと、最初から、積極的&攻撃的サッカーに「スイッチ」を入れるという方向性が望ましいのではないだろうか!?

とにかく、「様子見」からゲームに入ったら、そこからギアアップしていくのは、そう簡単な(心理的)プロセスじゃないからね。

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最後に、ダゾンのカメラワーク(ズーミングワーク)。

とても良かったですよ。

ボールがないところでの、攻守の「イメージング」のせめぎ合いまで、しっかりと楽しめました。

そう、ズームを「引き過ぎる」ことなく、しっかりと「ホンモノの見所」までカバーできていたと感じていた筆者だったんです。

お疲れ様でした。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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