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- 2021_J2_第38節・・堀孝史ヴェルディは、こんな「サッカー的に悔しい敗戦」に、めげることなく、いまのポジティブな進化&深化プロセスを推進して欲しい・・(東京ヴェルディvsV・ファーレン長崎、0-3)・・(2021年11月8日、月曜日)
- 堀孝史ヴェルディ・・
彼らは、前節(モンテディオ戦)、前々節(ヴァンフォーレ戦)という上位との対戦で魅せた「良いサッカー」のイメージを、この、現在3位の「強い長崎」に対しても、しっかりと深化、浸透させていると思う。
その、良いサッカーの絶対ベース・・
もちろん、攻守ハードワークやリスクチャレンジを、自ら「探しまくる」、積極的&攻撃的な「主体性プレー」。
特に、このゲームで「も」魅せつづけた、ボール奪取プロセス(守備)への、強い意識と意志が詰め込まれた、積極的(主体的)な取り組みが、いい。
だからこそ、次の攻撃(仕掛けプロセス)でも、しっかりと、ボールがないところでの「人の動き」を加速させられる。
そう、「人とボールの動き」という視点では、外国人のドリブル頼りにスペース攻略していこうとする傾向が見え隠れするV・ファーレンを、凌駕していたんだ。
そこでの、「ワンツー」を積み重ねる、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション。
小気味よい。
でも・・
そうなんだよ・・
後半も、同じように高質なサッカーで立ち上がったヴェルディだったけれど・・
積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)の勢いに「全力で乗りつづけて」いた山本理仁が、不用意なファールを犯してしまうんだ。
前半にもイエローをもらっていたから、二枚目。
フ〜〜ッ・・
そして、「そこ」から、ヴェルディの「トータルフットボール」がブレはじめるんだよ。
ボール奪取プロセス(守備)での、積極的&攻撃的なプレー姿勢が、徐々に、不安定になっていくんだ。
そう、寄せ(チェイス&チェック)やカバーリング、協力プレスへの集散といった、守備アクションの(意識と意志の!)連動ハーモニーが、崩れはじめていくんだよ。
もちろん、全体的なイニシアチブの「有り様」については、急激な変化は起きていない。
そうではなく、徐々に、徐々に・・
そう、選手たちの、攻守にわたる主体性プレーに対する「意識と意志」のバランスを、うまく「高み」に保てなくなっていったんだ。
この、微妙な、「心理&精神的な負担」こそが、「オレたち一人足りないんだ・・」っていう不安感が、高じはじめていたコトの為せるワザだったと思う。
そして、攻守にわたる「足の動き」が、徐々に、ぎこちなくなっていく。
そう、「トータルフットボール」を志向しているサッカーだからこそ、その「動きの減退の幅」が、より大きくグラウンドに現出してきたわけだ。
積極的なボール奪取プロセスが、徐々に、「受けのブロック守備」へと、後ろ向きに減退していくのも道理ってな展開。
でも・・
そのように、ブロック守備が、よりヴェルディ選手たちのイメージに固着しはじめていたにかかわらず、彼らは、まだまだ果敢に、「前への勢い」を高みで維持しつづけようとしていたんだよ。
そして・・
そのコトも、守備組織に「バランスを欠く」一つの要因だったかもしれないけれど・・
結局、長崎がブチかました、サイドチェンジ基盤のスペース攻略による素晴らしいクロス攻撃で、先制ゴールをブチ込まれてしまうんだ。
それだけじゃなく・・
一点を追うヴェルディが繰り出す、果敢な前への仕掛け(前への意志の偏り!?)の逆を突いたカウンターで追加ゴールを決められちゃうんだ。
まあ、仕方ない。
とにかく・・
とてもポジティブな進化&深化プロセスにある堀孝史ヴェルディ・・
彼らには、こんな「サッカー的に悔しい敗戦」に、めげることなく、彼らの強烈な「意識と意志」の支えである「自信と確信」をベースに、「バラ色」の来シーズンを目指して欲しい。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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