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2021_J2_ 第30節・・アクティブなボール奪取プロセス(守備)を絶対ベースにした、積極的&攻撃的なサッカーほど、楽しいモノはないハズ・・そう今日のヴェルディ が魅せてくれたようにね・・(ヴェルディvsアルビレックス、1-3)・・(2021年9月19日、日曜日)

え〜〜っ!?

アルビレックスの3点目プロセスを目で追いながら、そんな、「怒りと落胆」がミックスした感情が、ほとばしった。

その、(呆れの感情しか残らない!?)失点の経緯については、どこかの動画を参照してください。

それにしても・・

あれほど、「強烈な意識と意志」が詰め込まれた素晴らしいダイナミックサッカーで同点ゴールを追い求めていたヴェルディだったのに・・

とはいっても・・

たしかに、「それ」もサッカー。

ヴェルディは、この残酷な「勝負の内実」を噛みしめることで、その悔しさを、着実に「次」につなげていかなきゃ、いけない。

まあ、仕方ない。

ということで、ゲームからピックしたテーマ・・

まず、イニシアチブの揺動・・ってなテーマですかね。

・・・・

「そうそう、そうなんだよ・・!!」

ゲーム立ち上がりの展開を観ながら、いつものように、変に納得していた筆者だった。

それは、イニシアチブを奪い合うプロセスの絶対バックボーン・・

私は、それが、連動した(!)ボール奪取プロセス(守備)に注ぎ込むエネルギーの量と質にありという事実を、再認識させられていたんだ。

前半の15分あたりまで・・

ヴェルディは、完璧に、アルビレックスにイニシアチブを握られていた。

そして、(味方の足に当たったことで!)コースが変わるという不運な先制ゴールまで奪われてしまう。

そこまでのヴェルディは・・

ボール奪取プロセス(守備)でのチェイス&チェック(寄せ)やカバーリングで、完璧に、アルビレックスの後塵を拝していたんだよ。

でもヴェルディは、アルビレックスの先制ゴールでアタマをぶん殴られ、目を醒ました。

そして、ボール奪取プロセス(守備)でのチェイス&チェック(寄せ)やカバーリングの内実を、爆発的にアップさせていったんだ。

だから、イニシアチブを、互角「以上」にヴェルディが掌握しはじめるのも道理だった。

でも・・

そう、そんなポゼッション状況の好転にもかかわらず、相変わらず、ヴェルディのシュート数はアップしていかない。

その背景には、アルビレックスが、どんなに低い可能性シチュエーションでも、「積極的」に、シュートを狙いつづけていたっちゅう事実がある。

彼らは、とにかくシュートを打つことを強烈に意識しているんだよ。

対するヴェルディ・・

彼らは、スルーパスやドリブル勝負、はたまたクロス等での決定的スペース攻略など、「完璧なカタチ」ばかりをイメージし「過ぎ」ていた。

だから、スペース攻略プロセスは、「よい流れ」だったにもかかわらず、結局は、シュートを打てず仕舞いに終わってしまうケースがつづいていたんだ。

でも後半は・・

そう、積極的&攻撃的な仕掛けプロセス(リスクチャレンジの意志!!)が、爆発しつづけるように活性化していった。

それが、端戸仁のヘディングシュートに代表される「本物のゴール機会」につながった。

でも、結局は・・

まあ、仕方ない。

とにかく・・

「目を醒まして」からのヴェルディは、強烈な「意識と意志とイメージング」が詰め込まれた、攻守ハードワークとリスクチャレンジ姿勢をブチかましつづけた。

やっている選手たちにしても、「喜び」の極致だったに違いない。

わたしは、堀孝史がダゾン試合後インタビューで語っていたように、この、とても素晴らしいサッカー内容が、「次」につながると確信していますよ。

とにかく、アクティブなボール奪取プロセス(守備)を絶対ベースにした、積極的&攻撃的なサッカーほど、楽しいモノはないからね。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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