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2021_J2_ 第12節・・このところのヴェルディが魅せている、前半と後半の「ポジティブ変身」のバックボーンが知りたいね・・まあ、前半立ち上がりの「スローペース 悪癖」という視点もあるけれどサ・・(ヴェルディvsザスパ群馬、3-1)・・(2021年5月5日、水曜日)

前半の立ち上がり・・

ヴェルディのダイナミズムが良くなかった(意識と意志とイメージングの減退!)コトもあって、チト、アタマにきていた。

そう、ダゾンのカメラワーク(ズーミングワーク)が、「寄り過ぎ」なんだ。

それじゃ、(特に、組み立て段階での!)全体的なゲームの流れを、読み取れやしない。

途中で観戦を止めようかとさえ思った(まあ、冗談だけれど・・)。

とはいっても、もちろん・・

まあ、仕方ない・・と、(諦めの境地で!?)観戦しつづけた次第。

それにしても前半のヴェルディは、まったくといっていいほど、スペース攻略も含めた仕掛けプロセスを「完結」できなかった。

・・と、いうか・・

ほとんど、効果的な仕掛けプロセスを創りだせなかった・・と言った方が正解だよね。

そのこともあって・・

組み立て段階でのヴェルディ最前線の人の動き(意識と意志とイメージングの内実!)を観察したかったのに、その希望が叶わずにアタマに来ていたっちゅうわけさ。

そう、「あの」不十分なカメラワーク(ズーミングワーク)に対してね・・

あっ・・スミマセン・・愚痴が過ぎる!?

ということでゲームだけれど・・

とにかく、前述したように、前半のヴェルディは、攻守ハードワークとリスクチャレンジへの意志が、まったく高揚していかなかった。

そう・・

群馬がブチかます、攻守にわたる「気合いダイナミズム」に呑み込まれ、イニシアチブまで握られつづけて失点を喰らってしまったんだ。

攻守ハードワークとリスクチャレンジへの「意志」が、うまく噛み合わないヴェルディ。

それには、出場停止の梶川諒太の不在も、ネガティブに影響していたのかもしれない。

彼は、効果的な中盤ディフェンスだけじゃなく、攻守にわたるダイナミズム(前への意志!)の「リンクマン」という視点でも、実効あるプレーをつづけていたわけだから。

そう、自分たちの攻撃性マインドを次に(タテへ!)展開してくれるリンクマンとしての梶川諒太の存在意義は、大きいということなんだろうね。

ところが・・

山下諒也が入った後半からは、様相が、ガラリと一変するんだ。

そう、ヴェルディのボール奪取プロセス(守備)の内実が・・

前半のような、「テレンコ、テレンコ」ってな感じで、相手ボールを「後追いする」ような「ぬるま湯」ではなく、相手ボールを、積極的、攻撃的に奪い返しにいきはじめたんだ。

たぶん・・

山下諒也という「インパクトある刺激ファクター」が入ったことで・・

佐藤凌我、石浦大雅、ジャイルトン・パライバ、小池純輝、佐藤優平の(もちろん両サイドバックも含めて!)、攻守にわたる「連動性」が、積極的、攻撃的なモノへとレベルアップしたんだろうね。

そして、ヴェルディのサッカーが・・

ここ数ゲームで魅せたように、前半とはまったく違うモノへと昇華していったんだ。

やっと、(ハーフタイムでの永井秀樹の指示とアドバイスによって!?)ヴェルディが、自分たちのサッカーを見出せるまでに復活した・・ということ。

さて、ということで・・

前半の、受け身で消極的なサッカーから、後半の、フッ切れた解放サッカーへ「変身」を遂げたコトのバックボーン」は、いったい・・!?

グラウンド上の現象としては・・

前述したように、攻守ハードワークとリスクチャレンジ、そしてボール奪取プロセス(守備)の内実が、抜群にアップしたことだよね。

でも・・

どうなんだろうね・・

山下諒也の登場・・!?

いや、やっぱり、それだけじゃないと思う。

だからこそ・・

永井秀樹が、ハーフタイムで、どんな指示(戦術イメージの変更&調整!?)や「檄」を飛ばしたのかが知りたいわけさ。

たぶん、「そこ」じゃ、永井秀樹の、優れた「心理マネージャ」としてのウデが発揮されたんだろうけれど・・

そこには・・

試合後のダゾン・インタビューで述べていたような、「立ち位置を変えた・・」ってな表現では言い表しきれない「何か」があったはず。

まあ、「戦術エッセンスの表現」は、人(監督)それぞれだけれど・・さ。

知りたい・・ね。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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