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2021_天皇杯_準々決勝・・強いネ〜、鬼木達フロンターレ・・まさに、美しい質実剛健サッカーそのものだ・・(フロンターレvsアントラーズ、3-1)・・(2021年10月27日、水曜日)

エネーチケーの、カメラワーク(ズーミングワーク)・・

全ての中継で、高みで安定している。

中継ワークのクオリティー管理が行き届いているコトの証ということだね。

エネーチケーは、サッカーにおける「ホントの見所」がどこにあるのかというテーマについて、しっかりと、意識の統一ができている。

そう、勝負は「ボールのないところ」で決まる(サッカーはパスゲーム・・)っちゅう根源メカニズムに対する「正しい」理解が共有されているんだよ。

ホント、まさに「スタジアム観戦」ってな、高いクオリティーのテレビ中継ではありました。

カメラマンとディレクターの皆さんに、心から感謝します。

お疲れ様でした。

さてゲーム・・

鬼木達フロンターレが、存分に、美しい質実剛健サッカーの本質が「何たるか」を、デモンストレートしてくれた。

天皇杯は、一発勝負トーナメントじゃないですか〜〜・・

そこでも、リーグ戦同様に、こんな美しく「勝負強いサッカー」ができる。

とにかく、彼らが共有し、グラウンド上に投影する戦術コノテーション(言外に含蓄される意味)の深さ、広さについては、推して知るべし・・だね。

名将、鬼木達に対して、心からの敬意を込めた拍手を・・

その鬼木達フロンターレが魅せつづける美しい質実剛健サッカーだけれど・・

積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)の素晴らしさは言うまでもなく・・

それを絶対ベースに、次の攻撃でも(ボールを奪い返すプロセスそのままに!!)素晴らしい人とボールの動きをベースに、スペースを攻略しちゃう。

その、人とボールの動きだけれど・・

やっぱり、その完成型は、ワンツーを積み重ねるなかで表現される(!?)、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションだよね。

ところで・・

今節のプレミアリーク、マンチェスター・ユナイテッド対リヴァプール。

リヴァプールが大勝を収めたのだけれど・・

そこで彼らが魅せつづけた高質な組織サッカーでも、やっぱり、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションが猛威を振るった。

そのリヴァプールを率いるのが、ドイツ人プロコーチ、ユルゲン・クロップ。

以前、彼に(たしか、ドルトムント時代だったかな!?)、「良いサッカー」というテーマで質問したコトがあった。

まあ、よくしゃべる彼のハナシを短くまとめると・・

・・人とボールの動きの内実に、すべてが集約される・・

・・それが、うまく運べば、数的優位なカタチだってできるし、相手を置き去りにするのも簡単だ・・

・・そして、そうなれば、スペースを攻略できるし、個の才能プレーだって、より効果的に表現させられる・・

・・まあ、その動きを加速させるために、もっとも効果的なのは、何といっても、ワンツーも含めたダイレクトコンビネーションだよな・・

・・アンタは、ダイレクトパスをうまく機能させるためのエッセンスは、分かっているよな・・

そう、人とボールの動きを、スムーズに機能させるための、選手たちの「イメージングの連動性」だよね。

パスを受けるまえの段階で、既に、周りの味方が、「次の勝負パス」を、どこで、どのように「もらいたいか」を、明確にイメージできている・・とかね。

もちろん、「周り」が、どこで、どのような感じで「待ち」に入っているか、明確にイメージできていることも大前提さ。

だからこそ、ダイレクトパスを、うまくつなげるし、そのことで、相手ディフェンスを翻弄したり、置き去りにできる。

それにしても・・

鬼木達フロンターレは、美しいだけじゃなく、勝負強くもあるネ。

わたしは、そんな「ベクトル」を、美しい質実剛健サッカー・・って表現することにしているのさ。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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