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2021_ACL_2・・まず、ガンバ(チョンブク)のサッカーから、異文化接点のハナシまで・・フロンターレについちゃ、相手が二軍だからネ・・(フロンターレvs北京、7-0)・・(2021年6月30日、水曜日日)

まず、前日のガンバ対チョンブク戦(2-2)について、簡単に・・

そのコラムをアップしようと思ったモティベーションね・・

それは、互いに、とても実効レベルの高いボール奪取プロセス(守備)を絶対ベースに、次の攻撃でも、素晴らしい「人とボールの動き」を魅せつづけたからに他なりません。

ホント、素晴らしかった。

チョンブクは、韓国リーグでも、ウルサンにつづく2位を張っているとのこと、さもありなん。

この勝負マッチは(もちろん他のグループの韓国チームも!)、「J」と「K」の現在地を測るうえでも、とても貴重なイメージリソースになっていると思う。

そんなグラウンド上の現象を観察するだけじゃなく・・

そう、このゲームで「ダゾン解説」を務めた、播戸竜二のハナシも、面白すぎた。

いや、面白いというのは失礼かな・・

とにかく、選手や監督といった現場も含めた、知り合いの韓国サッカー関係者とのコミュニケーション内容を、事細かに、そして分かりやすく伝えてくれるんだよ。

そんな播戸竜二のダゾン解説は、サッカー的に「高質な視点」も含めて、とても興味深いモノだったんだ。

そして、思った。

やっぱりサッカーは、政治的なコトとは次元の違う「文化イヴェント」なんだね。

そのコトも、播戸竜二のハナシから、体感していた。

そう、「やっぱり、スポーツっていいね・・」ってな体感。

何せ・・

そう、サッカーは、人類史上もっともパワフルな「異文化接点」だからさ。

異文化接点・・

このテーマについては、「The Core Column」で、かなり以前にアップした「こんなコラム」もご参照あれ。

ということで、フロンターレ。

まあ、トレーニングマッチに過ぎないゲームだったね。

それでも・・

そう、そんな彼らの圧倒的なサッカーを観ながら、ドイツ留学時代のコトを思いだしていた。

以前にも書いたけれど・・

1970年代、わたしが留学していたドイツのケルン近郊に、ヘネフという村があるんだよ。

そこに、ドイツサッカー協会の(国設の!?)合宿施設があるんだ。

そこで、あるとき、ドイツ代表が合宿を張った。

もちろん私は、毎日、ケルンから、電車に乗って駆けつけた。

そして、ある日・・

彼らが、練習マッチで、地元の高校選抜チームと対戦したんだ。

それが凄かった・・

何が、凄かったかって!?

まったく手を緩めることなく、最後の最後まで、積極的&攻撃的なサッカーをブチかましつづけたんだよ。

たしか、20点か30点くらいはゴールをブチ込んだ。

高校生とはいっても、半分大人のユースAだからね、小学生や中学生チームとは違う。

なかには、ドイツのユース代表選手も、何人か入っていたと記憶する。

そんな相手を、世界チャンピオンのドイツ代表が、「大人げない・・」なんて感じさせられるほど、ガンガンと攻め立てたんだ。

それも、最後の最後まで・・

そう、自分たちの持てる「120%のチカラ」を、再認識しようとするかのようにね。

北京を圧倒した今日のフロンターレ・・

その圧倒的なサッカーを観ながら、当時のドイツ代表チームの「意識と意志とイメージング」のコノテーション(言外に含蓄される意味)を反芻していた筆者だったのであ〜る。

へへっ・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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