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2020_リーガエスパニョーラ(久保建英)・・限界あるチームのなかでも「輝ける感覚」を身につけつつある我らが天才・・(マジョルカvsバルサ、0-4)・・(2020年6月14日、日曜日)

いいね〜・・久保建英。

天賦の才が迸(ほとばし)るドリブル勝負のクオリティーは言わずもがなだけれど、わたしは、彼が魅せつづける組織プレー(攻守ハードワーク)の内実に、舌鼓を打っていた。

そんな組織プレーが味方に認められているからこそ、チームメイトたちが、「ヤツの才能をうまく活かしたい!」って思うわけだから・・ね。

とにかく現代サッカーでは、才能があればあるほど、攻守ハードワークの内実とリスクチャレンジへの強烈な意志こそが、進化&深化の原動力だと確信している筆者なのさ。

もちろん・・

そう、ディエゴ・マラドーナに代表される「世紀の大天才」の場合は、まあ、チーム事情(監督の構想など!?)や時代が違うという視点も含めて、状況は、かなり違うんだろうけれど・・ね。

でも、もし、そんな「大天才」が、攻守ハードワークにも勤しんだら、そりゃ、チームの総合力は、倍とは言わないけれど、ものすごくアップするだろうけれど・・さ。

だからこそ、「大天才」は、プロコーチ(監督)にとって、永遠の挑戦テーマっちゅうわけだ。

あっと・・

これは、オランダのレジェンド(スーパープロコーチ)、故リヌス・ミケルスから頂いた表現ですよ。

あっと・・久保建英。

もちろん、ダイレクトパスを織り交ぜた(ワンツーを連続させる!?)組織コンビネーションでも良いシーンはあったけれど、そこはバルサが相手ということで、そう簡単に、人とボールの動きを加速させて「ウラのスペース」を攻略する・・なんていう仕掛けシーンを演出できるはずもない。

まあ、ここじゃ、久保建英の「個の勝負プレー」に特化して書こうかな。

とにかく、とても良い(相手にとって危険・・相手が怖がる選手だ)ね。

ドリブルで「突っ掛け」ていくシーン。

そこでは、シュートへ至る勝負ドリブルをブチかましながら、同時に、勝負パスでの「ウラのスペース攻略」も、明確にイメージできている。

もちろん、相手がバルサ守備だから、味方のフリーランの量と質という視点も含めて、そう簡単にゃ、ラスト・スルーパスを通せるはずもないわけだけれど・・さ。

それでも彼は、何度か、シュートまでいった。

たしかに相手が、「あの」テア・シュテーゲンだから・・防がれはしたけれど・・

それでも、「あのバルサ守備」を相手に、個の勝負でシュートまで持ち込んだ。

まあ、大したモノだ。

そんな久保建英の「個の勝負」。

そこじゃ、やっぱり、「トッ・ト〜ン」というリズムが光っていた。

このアクションについては、二軸動作という視点も含めて、「The Core Colum」で、以前に発表した「このコラム」も、ご参照あれ。

とにかく・・

久保建英が、「正しいベクトル」上を進化&深化していることを体感できて、とてもハッピーな筆者だったのであ〜る。

それにしても、久しぶりのコラム執筆だから、ペースが掴めない・・ね。

へへ・・

では、「J再開」を楽しみに〜〜・・

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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