トピックス


2020_J1_第31節・・またまたダゾンカメラワークへの上申をちょっとだけ・・それでも試合は、素晴らしくエキサイティングな勝負マッチへと成長した・・堪能した・・(マリノスvsアントラーズ、2-3)・・(2020年11月3日、火曜日)

えっ・・!?

そのとき、ゲームを追いながら、頓狂な声が出た。

前半の給水タイムが終わってからのカメラワークが、ポジティブに変化したんだよ。

それまでのカメラワーク(ズーミングワーク)は、もう最低だったんだ。

そう、寄り過ぎ。

そしてボールの動きに合わせて、カメラを「ぶん回す」。

こちらは・・

後方からの組み立プロセス段階から、最前線での、攻守の「イメージのせめぎ合い」も観察したいわけだけれど、その望みは、まったく叶わない。

そんな、低級な画面構成(フレームワーク)に我慢ならず、ダゾンを、鳥栖vsグランパスの中継に切り替えた。

そちらは、ゲーム展開を、しっかりと俯瞰するフレームワーク。

だから、そのまま鳥栖vsグランパスを観つづけようかとさえ考えた。

でも・・

そう、(やっと!?)調子を上げてきた両強豪(マリノスとアントラーズ)の激突だから、やっぱり、そちらの方に食指が動くよね。

ということで、フラストレーションの真っ只中に戻っていかざるを得なかったっちゅうわけさ。

それが・・

給水タイムが終わってから、カメラのズーミングワークが、少し、「引き気味」になるような変化の兆しを感じたっちゅうわけさ。

カメラは、「ボールの動き」だけを追っていればいいってモノじゃないんだよ。

そう、パスレシーブやスペース創造などの人の動きまでも(そこにこそ、意図と意志のせめぎ合いという見所が満載なんだっ!!)、しっかりと捉えなきゃいけないんだ。

まあ・・ネ・・

とはいっても、給水タイムのあとも、たしかにフラストレーションは低減したけれど、それでも不満は残った。

ということで、ダゾンに対して・・

カメラ(フレーミング&ズーミング)ワークに関する、「共通指針」を徹底させて欲しいと、願って止まない筆者なのです。

よろしく、お願いします。

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さて、試合・・

全体的には、ゴール数や、その内実や経緯(大逆転ドラマ!?)も含めて、とても内容のある、エキサイティングな勝負マッチだった。

そのエキサイトメントの絶対バックボーン・・

両チームともに、攻守にわたって、優れた個の才能を散りばめているでしょ。

そんな天賦の才連中が、攻守ハードワークに代表されるチームプレーマインドも、十分に持ちあわせているんだよ。

両監督のウデに、賞賛の拍手をおくりましょう。

その、両チームが擁する個の才能だけれど・・

まあ、分かりやすく、ここじゃ攻撃陣にスポットを当てましょう。

マリノスでは、ジュニオール・サントス、エリキ、マルコス・ジュニオール等など。

アントラーズでは、エヴェラウド、上田綺世、土居聖真といったところかな。

そうそう、そのなかじゃ・・

特に、上田綺世の、ゴールゲッターとしての「希有な才能」は、注目に値する。

とにかく彼の、シュートチャンス創造プロセスにおける、変幻自在な(色々なタイプの!)実効プレーが特筆モノなんだよ。

パスレシーバーとしても(決定的フリーランニングの量と質!)・・

危険なドリブル勝負にしても・・

はたまた、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでも素晴らしい機能性を発揮する、「一つの駒」としても・・

とにかく・・

上田綺世は、ストライカーとして、ある意味、日本人離れした感性と才能を持ちあわせているって思っている筆者なのだよ。

これからの進化が楽しみだ。

ということでゲーム(勝負)展開・・

たしかにゲームは、そんな(特にアントラーズの!)個の才能が「爆発」したことで決まってしまった感があるわけだけれど・・

それでも全体的なゲームの流れという視点じゃ・・

やっぱり、アントラーズのボール奪取プロセス(守備の内実)が、この試合では(!?)、優っていたという評価に落ち着くよね。

たぶん、「そのバックボーン」は・・

前半のマリノスが、「2-0」という、強豪同士という視点では、イメージ的な「安全圏リード」を奪ったことに「も」因るんだろうね。

相手に、「0-2」という大量リードを奪われちゃったわけだからね・・

とにかくアントラーズは、ガンガンと攻め上がるしかなくなったわけだ。

攻撃的なサッカー・・

いつも書いているように、その絶対バックボーンは、何といっても、ボール奪取プロセスを活性化させるコトなんだ。

アントラーズの名将ザーゴも、百戦錬磨のアントラーズ選手たちも、そのメカニズムについては、身に染みているんでしょ。

だからこそ、チェイス&チェックやカバーリング(協力プレス!)を絶対ベースにする、ダイナミックな連動ディフェンスが、これ以上ない程パワフルに回りはじめたんだよ。

対するマリノス・・

そう、前述の「イメージ的な安全圏リード」という心理・精神的なワナにはまった。

もちろん、足を止めたわけじゃない。

でも、アントラーズの、前へのエネルギーに(ボール奪取プロセスの活性化に!)、徐々に、押し込まれるようになっていったわけだ。

そんな、「ジリ貧の展開」から脱出する手段は、唯一。

そう、相手の勢いに輪をかけるくらいダイナミックな(激しく積極的な!?)、ボール奪取プロセスをブチかますしかない。

このテーマについては、「The Core Column」で発表した「このコラム」もご参照あれ。

ということで・・

マリノスは、最後の最後まで、リードしたことで陥った「受け身の心理&物理状態」から脱出し、勢いを盛り返すことが叶わなかった・・と、思う。

そして、わたし自身は・・

とても、とてもエキサイティングな勝負マッチを、堪能していたのさ。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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