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2020_ACL・・今シーズンのFC東京は、様々なステージで主役を演じるだろうね・・ストロングハンド、長谷川健太に乾杯!!・・(ウルサンvsFC東京、1-1)・・(2020年2月11日、火曜日)

立派な、本当に立派なサッカーを魅せた、FC東京。

たしかに結果は(自殺点という交通事故によって!?)引き分けに終わってしまった。

でも、彼らが魅せたサッカーそのものは、ホントに素晴らしかった。

イニシアチブの掌握、「ホンモノのゴール機会の量と質」など、実質的なゲーム展開という視点じゃ、FC東京に、一日「以上」の長があったと評価しても過言じゃない。

何せ・・

そう、相手は、「あの強い」ウルサンだからね。

特に・・

新加入の安部柊斗、アダイウトン、そしてレアンドロの、攻守にわたってブチかましつづけた積極プレーが光り輝いていた。

とにかく・・

新加入であるにもかかわらず、「あのレベル」の、チーム戦術への「馴染み」は、長谷川健太監督の「ウデ」としか言いようがない。

馴染み・・

もちろん、攻守ハードワークとリスクチャレンジの内実こそが、良いプレーと呼ばれるグラウンド上の現象にとって、もっとも大事なファクターだよね。

そう、彼らは、自分たち主体で、FC東京のチーム戦術イメージをベースに(!)、攻守の目的を、積極的に達成しようと、全力を尽くして(尽くせて!?)いたんだよ。

攻撃の真の目的は、シュートを打つこと。ゴールは、単なる結果にしか過ぎない。

守備の真の目的は、相手からボールを奪い返すこと。ゴールを守るのは、単なる結果さ。

そしてFC東京の選手たちは、そんな攻守の真の目的を具体的にイメージしながら、「意志」を爆発させつづけるんだ。

そんな、選手たちの積極的なプレー姿勢を観ながら、長谷川健太監督が(持ち前の!?)ストロングハンドを発揮していると、心のなかで賞賛の拍手をおくっていたんだよ。

それにしても・・

そう、新加入のレアンドロとアダイウトン、そして「古株」のディエゴ・オリヴェイラで組んだスリートップ。

いいじゃないですか〜・・

特に、最前線からのチェイス&チェックやカバーリングの内実が、とても良かった。

そんな「汗かきプレー」にこそ、(ブラジルというサッカー文化を背負っている彼らだからこそ!!)長谷川健太監督のストロングハンドが光り輝いているって感じるのさ。

とにかく、今シーズンのFC東京は、組織プレーと個人勝負プレーが、ものすごく高い次元で「シンクロ」するに違いないって感じている筆者なのであ〜る。

へへっ・・

まあ、組織と個のハイレベルバランスとも言えますかネ。

特に、組織プレーにも長けた「自己主張プレイヤー」である、ブラジル人トリオ。

そして、彼らを効果的にリンクする、安部柊斗と高萩洋次郎。

その後方には、中盤の組織ディフェンスをリードする橋本拳人が控える。

彼は、両サイドバック(小川諒也と室屋成)を積極的に「前へ送り出すバランサー役」もクレバーにこなしつづけるんだ。

あっ・・

もちろん、高萩洋次郎と安部柊斗も、彼らとの「タテのポジションチェンジ」を効果的にこなしていたよ。

でも、やっぱり、アンカー&バランサーとしての橋本拳人のプレーは、賞賛に値する。

ということで・・

内容的には、完全に、「あの強い」ウルサンを凌駕したFC東京。

今シーズンの彼らは、様々なステージで、「主役」として存在感を発揮するでしょ。

期待しましょう。

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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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