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2019_J2_第17節・・フ〜〜ッッ!・・2試合もつづけて!?・・(鹿児島vsヴェルディ、3-1)・・(2019年6月9日、日曜日)

フ〜〜ッッッッ!!

あっ・・と、前節コラムと同じ書き出しになってしまった。

でも、このため息は、前半ヴェルディのサッカーを観ながら(=ダゾン観戦=カメラワークは全体的に改善している!?)、自然と出てきた「わたし自身のモノ」だったんだよ。

その前回コラムでは、前半のヴェルディが陥った「気抜けサッカー」について、それほど深くは追求しなかった。

でも・・

そう、2試合もつづいたら、そりゃ・・ね。

要は、ゲーム立ち上がりでの、気合い(=戦う意志)が十分じゃなかったということ。

それでは、攻守にわたって、「ボールがないところで勝負が決まってしまう」サッカーで、良いプレーなど出来るはずがない。

不確実なファクターが満載のサッカーは、究極の「心理ボールゲーム」なんだよ。

だから、闘う意志(≒積極的な主体性≒自由にプレーする権利・・等など)が不十分だと、そのことが、攻守にわたる「ボールがないところでのプレーの量と質」に如実に現れてくるんだ。

守備では・・

チェイス&チェックが甘かったり、ボールがないところでのマーキングや、次の勝負スポットへのサポートの動きなどが「後追い」になっちゃったり。

それじゃ、この前半のように、鹿児島に、いいように「ウラの決定的スペース」を攻略されちゃうのも道理。

そりゃ、そうだ。

何せ、鹿児島は、余裕をもって勝負のタテ(スルー)パスを送り込めたり、受ける方にしても、かなりフリーで決定的スペースへ走り抜け、余裕をもってボールをコントロール出来たりしていたわけだから。

また攻撃でも・・

前半のヴェルディは、まったくといっていいほど、パスレシーブの動き(フリーランニング)が出てこなかった。

みんな足を止め、足許パスばかりをイメージしているんだ。

そんなだから、人とボールが、(創造的なリズムで!!)活発に動きつづけるような、次元の高い組織サッカーなど望むべくもない。

たしかに、後半になって登場したネマニャ・コイッチによって、ヴェルディの組織サッカーが、ある程度は加速したよね。

そう・・、だからこそ余計、前半の「気抜けサッカー」に対して腹が立つわけさ。

繰り返しになるけれど・・

イレギュラーするボールを足で扱うことで、不確実なファクターが満載のサッカーは、究極の「意志のボールゲーム」なんだよ。

ということで・・

そんな大原則を、いま一度、再認識させられたゲームではありました。

フ〜〜ッッッッッ!!


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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