トピックス


2019_J2_第7節・・後半は、両チームの極限ダイナミズムがぶつかり合う、スーパーエキサイティングマッチへと成長していった・・(ヴェルディvs水戸、0-0)・・(2019年4月3日、水曜日)

すごかったネ〜〜・・

両チームが、最後の最後までブチかましつづけたインテンション(闘う意志ベースの激しさ、厳しさ・・等など)。

例えば、相手に、危険なカウンターをブチかまされるシーン・・

相手が、超高速の直線ドリブルで自ゴールへ迫ってくる・・っちゅうシチュエーション。

もちろん、ディフェンダー1人は、マークしながら戻っている。

そんな「デュエル」に、前線からフルスプリントで戻ってきたプレイヤーが、ズバッてな音がするほど激しく絡み、ボールを奪い返しちゃうんだ。

そんな強烈なカバーリングだけじゃなく・・

とにかく、グラウンド全面で、そんな、フルパワーのデュエル(ボールをめぐる競り合い)が展開されつづけているっちゅうわけだ。

でも・・

そう、水戸ホーリーホックの長谷部茂利監督が、胸を張り、こんなコトを言った。

・・それでも、ゴール機会という視点では、我々の方が、少し上回っていたと思う・・

そう、たしかに決め切れなかったけれど、「ゴール機会」という視点では、水戸ホーリーホックが、少し上回っていたよね。

長谷部茂利監督は、ホント、とても良い仕事をしていると思うよ。

それほど、水戸ホーリーホックのサッカーには、攻守ハードワークと勇気あふれるリスクチャレンジなど、極限の闘う意志が満載だったんだ。

もちろん選手たちは・・

決して、「やらされている」わけじゃなく、あくまでも「自分たち主体」に、成し遂げたい目標プレーを志向し、攻守ハードワーク(仕事)を探しつづけるんだ。

いや、ホント、チームに、闘う意志がみなぎっていると感じる。

でも・・

そう、あれほどチャンスの流れを創りだしながら、最後の、最後で、どうしても攻めきれない。

・・一人が、決定的なカタチで勝負のドリブルを仕掛けている・・

・・もちろん、そのまま決定的なシュートやクロスへ行けるならばラッキー・・

・・でも、前述したように、ヴェルディ守備の「闘う意志」もハンパじゃない・・

・・だから、どうしても途中で潰されたり、「最後の半歩」にブロックされちゃったりする・・

そういえば、監督会見で長谷部茂利監督が、「最後の瞬間での、統一された感性が、まだまだだった・・」なんて、とても素敵な表現をしていたよね。

そうそう・・その、統一された感性・・

まあ、私は、「最終勝負のイメージシンクロの内実・・」なんて表現するわけだけれど・・さ。

例えば・・

1人が最終勝負のドリブルに入ったとするよね。

そんな状況で、周りの味方が、決定的スペースへのフリーランニングを敢行するんだよ。

それこそが、「統一された感性」の為せるワザ。

でも・・

そう、水戸ホーリーホック選手たちは、そんな最終勝負シチュエーションでも、コトの顛末を、フリーズしながら観ているシーンが多かったんだ。

あんな状況では・・

もしドリブラーが、シュートだけじゃなく、ラストパス(クロス)の可能性もイメージできたなら、それが、まさに決定的な「勝負オプション」になるっちゅうわけさ。

水戸ホーリーホックは、そんな「最終勝負オプションの創造」が十分じゃなかった。

だから、「チャンスの流れ」を、結局は、ゴールへ結びつけられなかった。

フムフム・・

さて・・

ということでヴェルディ・・

彼らがブチかました守備でのインテンションもまた、これ以上ないほど強烈な「闘う意志オーラ」を放散しつづけていた。

もちろん・・

たしかに前半は、どちらかといったら、水戸に押し込まれる状況がつづいた。

そのことで、「ブロック守備」的な流れに落ち込んでしまってはいたけれど・・

それでも彼らは、決して、後方で組織する、受け身で消極的なブロック守備ではなく、あくまでも積極的にボールを奪い返そうとしていたよね。

そんな「積極ディフェンス」だったからこそ、最後のトコロで(最後の半歩を出しつづけることで!?)、水戸の仕掛けを効果的に潰しつづけられたっちゅうわけさ。

そして、徐々にヴェルディも、(まあ、後半にかけてだけれど・・)危険な仕掛けを繰り出せるようになっていったというわけだ。

ということで、前半は水戸ホーリーホックが、勝負のイニシアチブを握り、後半は、完全に互角の勝負展開へとゲーム内容が「成長」していった。

それも・・

決してノーガードなんていう低次元のモノじゃなく、全力で(攻守にわたって)仕掛け合う、まさにダイナミズムそのものっちゅうスーパーエキサイティングサッカーへと・・ネ。

わたしは、そんなエキサイティングな雰囲気に呑み込まれ、時間を忘れた。

そこでは、この試合が「J2」であることも、意識のなかから消え去っていたっけね。

ホント、「J2」のレベルアップは、まさに天井知らずってなトコロだね。

とにかく、入場料にオツリがくること請け合いでっせ。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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