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2019_J2_第36節・・このゲームが、永井秀樹ヴェルディにとっての、本物ブレイクスルーの「キッカケ」になることを願って・・(FC琉球vsヴェルディ、1-5)・・(2019年10月12日、土曜日)

いや、気持ちいいね〜・・

えっ!? この「気持ちよさ」のバックボーンは何かって!?

それは、もちろん、ヴェルディが、やっと、フッ切れた最終勝負を、タイミングよく、勇気をもって、ブチかましていけるようなったことサ。

もっと言えば・・

ボールホルダー(次のバスレシーバー!)と、最終勝負の(パスを呼び込む!)レシーバーのイメージが、かなり小気味よくシンクロ(同期)しはじめたとも表現できそうだね。

これまでのヴェルディに対しては・・

いくら「足許パス」をつないでボールを支配したって、相手守備ブロックの穴(スペース)を攻略していけるわけじゃない・・なんていうフラストレーションが溜まりつづけていた。

どこかで、タテへ、リスキーな最終勝負を仕掛けていかなきゃいけないのは、誰もがイメージしている現実なんだよ。

もっと言えば・・

タテへの最終勝負プロセスをブチかましていける状況なのに、横パスやバックパスで「逃げる」ような、「ミスや失敗をしたくない症候群」が目立っていた!?

そんな「後ろ向き」のマインドだから、攻撃の時に、ボールがないところのアクションで「足が止まってしまう」傾向が強くなるのも道理なんだ。

でも、この試合じゃ・・

まあ、「完璧イメチェン」とまではいかないけれど・・

攻守にわたって、それぞれの仕掛けプロセスに、積極的な意図と勇気が込められていた(闘う意志が前面に押し出されていた)って感じるのさ。

やれば、できるじゃネ〜か・・

とにかく、前節の惜しい(悔しい・・ある意味で無様な!?)敗戦から、しっかりと選手たちの意識とサッカーを修正し、前進させた永井秀樹に拍手をおくりましょう。

ということで、このゲーム・・

決して、FC琉球のレベルが低かったわけじゃない。

彼らも、樋口靖洋監督に率いられ、しっかりと人とボールを動かしながら、チャレンジングなサッカーを展開しているんだ。

彼らのイニシアチブ掌握の内実は、ヴェルディに優るとも劣らないレベルにあったんだ。

でも・・

いや、琉球のサッカーがハイレベルだったからこそ!?・・

ヴェルディがブチかました、積極的に前から仕掛けていく「ボール奪取プロセス」が、とても心地よかったんだ。

だからこそ、次の攻撃でも、フッ切れた最終勝負をブチかましていけた!?

まあ、そういうコトだと思うよ。

何せ・・

・・先制ゴールは、梶川諒太からの、ダイレクトでのサイドチェンジ・ラストクロス・・

・・追加ゴールは、一発ロング裏取りラストパス・・

・・3点目は、これまた一発ラストスルーパス・・

・・そして、4点目はカウンター、また、5点目はサイドを崩した美しいコンビネーション仕掛けからのこぼれ球ゴール・・

もちろん、この5点目プロセス「も」、ヴェルディの「十八番(おはこ)」だったとは思うよ。

でも・・

そう、これまで、「それ」を、うまく表現できていなかったのは確かな事実だからね。

この試合でも、立ち上がり20分あたりまでは・・

そう・・

爆発フリーランニングなど、タテへ仕掛けていくチャンスがありながら、組み立て直しなど、「セキュリティープレー」に奔ってしまうプレーも目立っていたんだ。

そんな、勇気や覇気のない(仕掛けイメージングに問題が山積みの!?)安全プレーを観ながら、またまた、フラストレーションが溜まったものサ。

でも・・

小池純輝の、見事なダイレクトシュート先制ゴールを演出した、梶川諒太による、これまたダイレクトでの一発サイドチェンジラストパスが効いたのか!?

それは分からないけれど、その後、2本もつづいた、クレビーニョの完璧アシストに、溜飲を下げていたっけね。

何せ・・

そう、その時点までのクレビーニョは、ダイレクトパスをミスるわ、守備カバーリングが遅れるわ、ってな具合で、あまり良いプレーが出来ていなかったからね。

それが・・

そう、その二つのスーパーアシストから、まさに、人が変わったような積極プレーをブチかましつづけたんだ。

そう、攻守にわたってネ。

また、左サイドハーフを務めた井上潮音の「守備での爆発」も、特筆モノだった。

後半ロスタイムに爆発した「スーパーチェイスからのボール奪取シーン」は言うまでもなく、ゲーム全般にわたって、常に、積極的な攻撃的プレーを魅せつづけていたんだよ。

これまでの彼は、何か、斜に構えた「スマートプレー」ばかりを意識しているような・・

だから、「あれほどの才能に恵まれているのに・・」って、いつも不満だった。

それが、この試合では、何度も、攻守にわたる「爆発」を魅せてくれた。

まあ、それも、これも、永井秀樹の「ストロングハンド」があればこそ・・なんだろうね。

とにかく、このゲームをキッカケに、永井秀樹ヴェルディには、本物のブレイクスルーを期待して止まない筆者なのであ〜る。

へへっ・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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