湯浅健二の「J」ワンポイント
- 2024年Jリーグの各ラウンドレビュー
- 第7節(2024年4月7日、日曜日)
- シーズン当初の、沈滞した雰囲気は、ひとまず解消されたようだ・・さて、ここからだ・・(レッズvs鳥栖、3-0)
- レビュー
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- いいね〜、ヘグモ浦和レッズ・・
いや、この時点じゃ・・
やっと良くなりはじめたってな印象の方が、まだ強いかな。
以前のコラムで書いたけれど・・
シーズン当初の彼らは、まさに「ミスを恐れた」プレーに、終始していたんだ。
何か・・
「監督から教示された戦術イメージ」を、消化しきれず、逆に、それ(規制!?)によって、自身の「意識と意志パワー」が、さまざまな意味で、自己撞着に陥った(!?)ってな感じ。
そう、だから、「ミスをしたくない・・」という心理に陥り、思い切った、攻守ハードワークとリスクチャレンジをブチかませなくなっていた!?
それが、徐々に・・
そう、選手たちが「解放」されつつあるって感じられるようになったんだよ。
ヘグモの、優れた、心理マネージメント!?
もし彼が、シーズン当初の「チーム(心理)状態」のバックボーンを、正確に把握・理解し、効果的に「修正」していたとするならば・・
そりゃ(欧州の友人たちから聞いている彼の評判どおりに!)、まさに「流石〜」ってな感じになる。
まあ、実際のトコロは分からないけれど・・サ。
でも、以前のコラムで書いたように・・
選手を入れ替えることで「ライバル意識」を高め、チームの雰囲気を活性化したとするならば、正しい(心理)マネージメントだったと思うよネ〜〜。
特に、チアゴ・サンタナ・・
彼のパフォーマンスが(特にボール奪取プロセスでの!)、何倍にも高まっていると感じた。
あっと・・
もちろん、それだけじゃなく松尾佑介や伊藤敦樹(また関根貴大、小泉佳穂も!?)のパフォーマンス(モティベーション!)も、刺激によって(!!)明らかにアップした(と、感じた)。
要は・・
前田直輝、興梠慎三、大久保智明といった、ベンチに座らされていたプロの意地が、グラウンドで炸裂したことで、ライバルたちが、強烈に刺激されたっちゅうことか!?
あっと、その刺激プレヤーのなかで、肝心の「コア選手!」を、忘れるところだった。
そう、岩尾憲。
このゲームでも、攻守にわたって、優れた「チームプレー」を、ブチかましつづけたよね。
アタマが下がる・・
ということで、ヘグモのチーム戦術イメージ・・
サミュエル・グスタフソンを、中盤の底に、そのまえに、攻守ハードワーカーの、岩尾憲と伊藤敦樹を配置するというアイデア。
最前線は、スリーで、両サイドに、強力ドリブラーを配置する。
そして、最前線から、積極的に、ボール奪取プロセス(守備)に絡むことを是とする。
よいと思うよ。
さて、サミュエル・グスタフソン・・
最盛期の、遠藤保仁を、彷彿とさせる。
彼のプレーには、とても興味が湧くから、これからも注目することにしよう。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、まだ、連載をつづけています。
一つは、選択したテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝、「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・と思っている次第。
もちろん、トピックスのトップページに「タイトル」をレイアウトしましたので、そちらからも入っていけます。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは-"Football saves Japan"の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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