トピックス
2025_J1_(変則)第13節・・両チームのサッカー内容にしても、勝負のエキサイティングなドラマとしても、とにかく素晴らしい「J」のプロモーションだった・・堪能した・・(フロンターレvsレッズ、2-2)・・(2025年5月21日、水曜日)
ものすごくレベルの高い、スーパー勝負マッチだった。
とにかく・・
両チームがブチかましつづけた、美しすぎる「主体性プレー」の応酬。
ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)においても・・
それは、見応え十分(以上!)の、美しい勝負マッチだったんだよ。
でも、この試合では、特に、このポイントに焦点を当てようかな・・
そう、両チームともに、選手交代からの「勝負プロセス」が、特筆だったんだ。
まずレッズ・・
後半14分からグラウンドに立った、マテウス・サヴィオ、松尾佑介・・
その後にも、後半21分には、大久保智明、渡邊凌磨が、登場する。
そう、レッズでは、前戦ブロックが、「全とっかえ」ってな感じになったんだよ。
そして、その交替が、チームにエネルギーを与える。
そう、そこからの、レッズの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実が、大きく活性化したんだ。
またフロンターレでも・・
そう、勝負の「流れ」を、レッズの選手交代によって奪われそうになったフロンターレの長谷部茂利が動くんだよ。
後半25分に、家長昭博、山本悠樹という、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の流れを、ポジティブに「変えられる選手」を投入したんだ。
そして、その選手交代が、功を奏する。
そう、彼らもまた、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の流れに、ポジティブなダイナミズムをもたらしたんだ。
まあ、レッズもそうだったけれど・・
フロンターレもまた、人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントが、この選手交代によって、格段にアップしたっちゅうコトだね。
そんな、両チームの、ポジティブ変化を体感しながら、こんなコトに思いを馳せていた。
・・やっぱりサッカーは、攻守にわたって、互いのイメージングをハイレベルに「シェア=シンクロ」させるコトこそが、決定的ファクターなんだ・・
そう、彼らが入ってからの、両チームの人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントが、大きく活性化したんだよ。
そして、そんな活性化があったからこそ・・
両チームともに、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションによって、繰り返し、決定的ゴール機会を創りだしつづけたんだ。
ダイレクトパス(まあワンツーね)の積み重ねによって、ボールを「タテ方向」へ運べれば、それは、必ず、相手ディフェンスの「バランス」に問題を生じさせる。
そう、スペースを攻略し、フリーな「フィニッシャー」を創りだせるんだよ。
それにしても・・
そう、86分に飛び出した、フロンターレの勝ち越しゴールは、見事の一言だった。
後半40分に交替したばかりの大関友翔・・
彼が、左サイドで、バックパスを受けてコントロールし、そこから、右サイドでフリーになっていた、ファンウェルメスケルケンへ、見事なサイドチェンジパスを決めるんだ。
そして最後は・・
ゴール前の「状況」を、完璧に視野に捉えていたファンウェルメスケルケンが、そのサイドチェンジパスを、ダイレクトで、ゴール前の決定的スペースへ入り込んでくる、瀬川祐輔へ送り込む。
瀬川祐輔が、そのラストクロスを、これまたダイレクトで、ゴールへ流し込んだコトは、言うまでもない。
それは、まさに、目の醒めるほど美しいゴールだった。
まあ、たしかに、後半11分(56分)の、レッズ関根貴大のダイレクトシュート(フロンターレゴールの右ポスト直撃!!)へいたるプロセスも、素晴らしかったし・・
94分に、大久保智明が、素晴らしいダイレクトボレーで「送り込んだ」同点ゴールも、特筆だった。
ここじゃ、そんなドラマチックなゴールシーンについては、採りあげません。
そうじゃなく、とにかくこのコラムじゃ、このゲームで両チームが魅せつづけた、まさに「高質の極みサッカー」に、フォーカスしたかったんだよ。
悪しからず・・
あっと、でもサ、わたしは・・
そんな、エキサイティングでドラマチックなゴールシーンを観ながら・・
全体的なサッカーとゲーム内容から、神様が、「これは、ドローがフェアな結果じゃネ〜か・・」ってなスクリプトを書いていたに違いないって思っていたよ。
へへっ・・
とにかく、とても貴重な「学習機会」を与えてくれた両チームに対して・・
また、「J」の素晴らしいプロモーションをデモンストレーションしてくれた両チームに対して・・
同じサッカー人として、心からの称賛と感謝の拍手をおくります。
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- ところで・・
チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。
以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、
その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
彼女については、このページやあのページを参照してください。
私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。
「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。
ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。
また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。
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- あっと・・
- 私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」。
- ちょっと、プロモートさせてくださいね。
- この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」。
- とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。
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最後に「告知」です。
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
- そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
- まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
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