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2025_ACLの12・・ラウンド16第2戦・・チーム力が上のマリノス・・そのバックボーンに、ちょっとだけ思いを馳せていた・・(マリノスvs上海海港、4-1 )・・(2025年3月11日、火曜日)


第1戦では、ボールがないところでのアクションの量と質というテーマに、スポットを当てた。

また、その翌日にアップした、攻守ハードワークの本質バックボーンというテーマのコラムも、ご参照あれ。

そこでも採りあげたけれど・・

この第2戦を観ながら、両チームの「実力の差の背景」は、やっぱり、人とボールの動きの内実の「差異」が大きいということだって思っていたよ。

また、そのテーマを、もう少し掘り下げたら・・

そう、その「動きのリズムマネージメント」こそが、隠された「キー・ポイント」だっちゅうテーマにも行き着くんだよ。

とにかく・・

両チームの、人とボールの動きと、そのリズム・マネージメントに、大きな「差」があるという事実にスボットを当てなければいけない。

その「動き」のリズムだけれど・・

そのリズムが、チーム内で、しっかりとシェアされているコトも、本質的なポイントだ。

そう、「動きイメージング」を、チームのなかで、しっかりと「統一」するコトも、とても大事なんだ。

次のボールの動き(パス)を、しっかりとイメージできないと、ボールがないところでのアクションの量と質をアップさせられないからね。

そんな目立たない「戦術的イメージング」で統一されているマリノスに対して・・

上海海港の、特に外国人プレイヤーたちは・・

「とにかくオレが何とかしてやる・・」ってな傲慢(高慢)なプレー姿勢に「固執」する。

彼らは、そんな間違った「自己主張」に、囚われ過ぎているんだよ。

だからこそ、チームのなかで、「個」と「組織」に、優れたハーモニーが生まれない。

彼らは、そうではなく、マリノスのように・・

そう、「出して走る、蹴って走る・・」に代表される「組織プレーイメージ」を、もっと活性化しなきゃいけないんだ。

ケヴィン・マスカットも、苦労しているんだろうけれど・・

とにかく、その根源メカニズムには・・

次、その次の勝負スペースを、より確信的にイメージングするような人の動きこそが、全体的な、人とボールの動きを「加速」するという発想があるんだ。

もちろん、その発想のなかには、「動きの活性化」が、相手の、ボール奪取プロセス(守備)イメージングを「翻弄」するというアイデアも含まれる。

そして相手は、敵のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での「リズム」を掴みきれず、翻弄されつづけてしまうっちゅうわけだ。

この「動きのリズム」という、チーム戦術の「本質的」な「隠し味」は、そりゃ、一朝一夕にゃ、確立できない。

そこにこそ、ケヴィン・マスカットが抱えている(!?)苦労の本質が、隠されていると思う。

サッカーは、究極の、組織ボールゲームなんだよ。

そう、基本は、相互の自己犠牲も含む、「組織プレー」・・

それが、うまく機能しているからこそ、「個」も、活かされる。

あっと・・

そう、そんな「組織マインド」が徹底しているからこそ、マリノスの、ボール奪取プロセス(守備)の機能性も、これ以上ないほどのレベルを魅せつけるわけだ。

彼らの、忠実でクレバーな、上海海港ボールの「追い込み方」・・

そして、そのチェイス&チェック(追い込みアクション)への、チームメイトたちの連動アクション・・

それは、ものすごく、レベルが高いと感じた。

堪能したよ。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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