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2024_U23アジアカップ・・公式(五輪予選)トーナメントだから、やっぱり「結果」こそが求められるっちゅうコトだね・・大岩剛ジャパン、バンザ〜イッ!!・・(日本vs中国、 1-0)・・(2024年4月16日、火曜日)

よく耐えきった・・

とにかく、前半17分に、西尾隆矢が、レッド退場になってからというもの・・

中国にイニシアチブを握られつづけたんだよ。

また、それ(イニシアチブ≒ボール保持)だけならば、まだしも・・

前半では二本、三本と、パー直撃ミドル弾や危険なヘディングシュートなどで、決定的ピンチに陥り・・

後半じゃ、立ち上がりの、日本GK小久保ブライアンとの、「1対1」ピンチを創られたり、決定的ヘディングをブチかまされたり。

だから、「よく耐えたっ!!」ってな印象が、強く残ったわけさ。

まあ、とはいっても・・

あれだけ、ボールをキープしていた中国は・・

そう、テレ朝解説の松木安太郎と、内田篤人が、異口同音に心配していたけれど・・

中国が、アバウトな「放り込み」ベースの「蛮勇プレス」を多用することはなかったね。

何だったんだろうね〜・・

大岩剛ジャパンは、相手ボールホルダー(放り込み要員!?)への寄せは、とても抑制的(優れたバランス感覚!?)だったんだよ。

だから、中国の(後方の!)ボールホルダーは、ガンガン放り込もうと思えば・・

でも中国チームからは、そんな「アバウトな仕掛け」に対する意志を、目立って感じるコトは、最後までなかった。

ということでテーマは、ブロック守備・・

もちろん大岩剛ジャパンは、中国が、ある程度まで「押し上げてくる状況」では、しっかりと、ボールホルダーへ寄せていくよ。

でも、ハーフウェイライン付近までの「寄せ」は、とてもバランスが執れたモノだったんだ。

レッドカード以降のゲーム運び・・

それについての「考え方」は、いろいろあるだろうけれど・・

大岩剛ジャパンの「統一された守備イメージング」は、こんな感じだった!?

・・一人足りなくなってからは、あるゾーンまでは、中国に、自由にボールをキープさせる・・

・・そう、後方の相手ボールホルダー(次のパスレシーバー)への寄せ(プレス)は、抑制的に・・

・・そこからのタテパスだったら、パスを受けるレシーバーを、しっかりと抑えれば、危ないシーンは創りださせないだろう・・

・・もちろん、前述したように、効果的な(危険な)クロスやタテパスが送り込まれる危険なゾーンになったら、しっかりと「寄せ」る・・

たしかにゲームは、最後まで、そんな「攻守プロセス」の繰り返しだったんだ。

とはいっても中国は、前述したように、何度かは、決定的ゴール機会は創りだしたよね。

フ〜〜ッ・・

そんな(ある意味シンプルな!?)ゲーム展開を観ながら、こんなコトを考えていた。

要は・・

・・大岩剛ジャパンは、たった一人足りなくなっただけなんだゼ・・

・・そこまで「注意深くなる」必要は、あったんだろうか!?・・

・・もっと積極的&攻撃的に、ボール奪取プロセス(守備)を繰り出しても、いいんじゃネ〜の!?・・

とはいっても・・

チームは、「より注意ぶかく」ボール奪取プロセス(守備)を展開するってなマインド(チーム戦術イメージング)で、完璧に(!!)統一されちゃっている。

そんな雰囲気のなかで、積極的&攻撃的に、それも何人かで協力して(!!)ボール奪取プロセス(守備)をブチかましていくのは、そりゃ、難しいよね。

それでも大岩剛ジャパンは、実際には・・

何度か、カウンターやセットプレーから、追加ゴールを奪えそうなチャンスを創りだしたよね。

とにかく・・

注意ぶかく、中国のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)を、スマートに抑制するコトを大前提に、「そこ」から、必殺のカウンターを「ブチかます・・」というイメージングだけは、あったよね。

もちろん、そこでの「ギア・チェンジ」は、松木玖生とか、藤田チマといった、グラウンド上のリーダーのコマンドに拠るわけだ。

ということで、大岩剛ジャパンは、そんなゲーム展開イメージングで、統一され、順当&立派に(!)結果を引き寄せたんだよ。

それは、ものすごく厳しいトーナメント初戦の「勝ち点3」だったわけだ。

もう、拍手しかないよ。

いつもは、内容に対して物申すのですが・・

(結果こそが問われる!!)このゲームについては・・

大岩剛に対して、チョットだけ、シャッポを脱いでいた筆者だったのであ〜る。

へへっ・・


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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