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2023_日本代表(親善マッチ)・・森保一ジャパンには、これからも、ワールドカップ優勝を、常に意識して精進して欲しいと願っている筆者なのであ〜る・・(日本vsチュニジア, 2-0)・・(2023年10月17日、火曜日)
				
   
   
   
   
			 
			
ふ〜む・・
    
    チュニジアは、やっぱり、そこそこの実力を秘めたチームだ。
    
そんなヤツらが、守りからゲームに入るんだから、そりゃ、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)
だって、簡単には機能させられないのも道理。
    
そんなチュニジアの、ボール奪取プロセス(守備)では・・
    
チェイス&チェック(寄せ)、マーキング&カバーリング、局面デュエル、協力プレスをうまく機能させる集散、また最後の半歩というファクター(読み)でも、相当なチカラを魅せる。
    
そりゃ、森保一ジャパンが、簡単には、スペースを攻略できないのも道理だったんだよ。
    
とはいっても・・
    
そう、森保一ジャパンの強者どもは、そんな全体的なゲームの流れを、はじまる前からしっかりと理解し、イメージングしながら、グラウンドに立ったと思う。
    
だからこそ彼らは、失敗しても、ミスしても、けっしてメゲることなく、次、その次と、積極的&攻撃的にスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)をブチかましていったんだよ。
    
それは、ホントに、頼もしい限りの「プレー姿勢」だった。
    
そう、彼らは、ものすごく粘り強く、ハイレベルな「主体性プレー」を魅せつづけたんだ。
    
私は、そんな彼らに敬意をもっていたけれど、そんな全体ゲーム展開だけじゃなく・・
    
今回のコラムでは、久保建英をメインテーマにしようと「も」考えていたんだ。
    
そう、彼自身の、「組織プレーと個の勝負プレーのバランス感覚」に、目を凝らしてね。
    
もちろん、ボール奪取プロセス(守備)での彼のイメージング(汗かきハードワークの内実)については、まったく問題ない。
    
それがあるからこそ、彼にボールが集まるわけさ。
    
そう、やっぱり、「HHC」こそが、周りからの「敬意」が自然と集まるバックボーンなんだ。
    
H=Honest、H=Humble、そして最後のC=Consideration・・
    
誠実で謙虚、そして思いやりがあるコト・・
    
最後の「思いやり」ってサ、英語には、直接訳がないんだよ。
    
でもわたしは、それを、「相手のコトを、しっかりと考え、おもんぱかる・・」っていう意味で、この単語(コンシダレーション)を当てているんだ。
    
久保建英の「主体性プレー」には、この三要素のエッセンスを感じ取れるんだ。
    
だからこそ、チームメイトに敬愛され、頼りにされる・・っちゅうわけさ。
    
あっ、蛇足・・
    
ということも含めて、いまの森保一ジャパンにおいて・・
    
久保建英が、どのように受け容れられているのか、そして、それをベースに、周りとの「組織的なイメージシンクロ」の機能性は、どうかを、確かめたかったんだ。
    
そして、できれば・・
    
南野拓実との「組織的なイメージング・シンクロの内実」も、感じ取りたかったんだ。
    
南野拓実は、皆さんもご存じの通り、主体的に攻守ハードワークを探せるし、リスクにもチャレンジしていける。
    
でも、全体の傾向としては、やっぱり、攻守にわたる「レベルを超えてハイレベルな組織プレイヤー」と評価するのが、正解だと思う。
    
それが、「世界」で高く評価されているバックボーンなんだよ。
    
そんな、南野拓実の「組織プレーイメージング」と、久保建英が、どのように想像的&創造的に「絡んで」いくのか。
    
そのポイントに、とても興味があったんだ。
    
でも・・
    
そうなんだ。
    
南野拓実と久保建英が、同時にグラウンド上でプレーしたのは、10分足らずだった。
    
それに・・
    
南野拓実は、ゲームに入っていくのに少しだけ時間が必要だったろうし・・
    
久保建英にしても、交替が、後半の押し詰まった時間帯だったから、物理的&精神的ダイナミズム「も」、まあ100%というわけにはいかなかった。
    
チト残念だったけれど・・
    
まあ、久保建英が、「このチーム」でも、組織的なイメージシンクロを、とても高いレベルで維持できていたことだけは、しっかりと確認させてもらったよ。
    
そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでも、しっかりと「コア」として存在感を発揮していたし、個の勝負でも、抜群のクオリティーを魅せた。
    
ということで・・
    
森保一ジャパンについてだけれど・・
    
まずチーム一丸となったボール奪取プロセス(守備)が、秀逸だったのは言うまでもない。
    
特に・・
    
富安健洋、板倉滉のセンターバックコンビと、遠藤航、守田英正のダブルボランチで形作る、センターゾーンの「スクウェア」が、抜群の機能性を発揮していたと感じた。
    
もちろん、交替出場した谷口彰悟も、含めてネ。
    
また・・
    
両サイドバックと両サイドハーフの、タテのポジションチェンジも、秀逸だった。
    
それがあったからこそ、両サイドバックが、機会を見計らって、最終勝負シーンまで絡んでいくシーンを何度も目撃した。
    
もちろん・・
    
古橋亨梧から上田綺世へとつないだワントップの活躍も、期待通り。
    
あっと・・
    
わたし「も」とても高く評価している、GK鈴木彩艶が醸(かも)しだした雰囲気にも(もちろん実際のプレー内容も!!)、本格感バチバチだった。
    
ということで、森保一ジャパンには・・
    
これからも、ワールドカップ優勝を、常に意識して精進して欲しいと願っている筆者なのであ〜る。
    
へへっ・・
  
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最後に「告知」です。
    
どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。
    
一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
     
  - そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
    
自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
    
ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
    
もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
     
  - まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
 
   
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				 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
			
			
			
			
			
			
			
			
				 追伸:わたしは
”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
			
			
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				 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
			
				 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
			
				 
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
			
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