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2023_J2_第10節・・内容的にも、ジェフ千葉に凌駕された完敗だった・・城福浩ヴェルディには、この敗戦を、次につながる意味ある「学習機会」として効果的に活用して欲しいね・・(ジェフvsヴェルディ、1-0)・・(2023年4月16日、日曜日)

フ〜〜ッ・・

全体的な評価としては、ジェフ千葉が、フェアに勝ち取った「勝ち点3」っちゅうコトだね。

とにかく、最後の最後まで、彼らの、ボール奪取プロセス(守備)での「意識と意志パワー」がダウンするコトがなかった。

・・忠実&ダイナミックな、前からプレス・・

・・そのチェイス&チェック(寄せ)に、周りのマーキングとカバーリングが、連動する・・

・・だからこその、効果的なインターセプト・・

彼らは、そんな前からプレスが何度か「ツボ」にはまり、ものすごく危険なショートカウンター機会まで創り出した。

とにかく、そのボール奪取プロセス(守備)アクションは、粘り強さの極みだったんだよ。

だからこそ、次、その次のカバーリングも、殊の外、うまく機能しつづけた。

まあ、そんな彼らの主体性プレーには、脱帽するしかない。

それに対してヴェルディ選手たち・・

彼らは、ジェフ千葉のボール奪取プロセス(守備)におけるダイナミズムが、レベルを超えていることを体感していたはず。

そんなときは・・

そう、ヴェルディも、相手に輪をかけた、積極的&攻撃的なダイナミズムで、ボールを奪い返しにいかなきゃいけないんだよ。

それがあって初めて、イニシアチブを奪い返せるんだ。

そして・・

その、ボール奪取プロセス(守備)でのダイナミズム(積極的&攻撃的な意志パワー!)が、協力作業として、うまくシンクロするようになれば・・

次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での機能性も、格段にアップするんだ。

でも彼らは、そんな創造的ペースアップを、主体的にマネージできなかった。

そして、両サイドのバスケス・バイロンとマリオ・エンゲルスが、孤立したカタチでのドリブル勝負を仕掛け、潰されつづける。

終わってみれば、シュート数で、ジェフ千葉の11本に対して、ヴェルディが放ったのは、たったの2本だった。

まあ、内容的にも、完敗って言える結果ではあった。

ところで、J2・・

このゲームは、リーグトップを争う最上位チーム(ヴェルディ)が、ランキングでボトムに沈んでいるチーム(ジェフ)と対戦するという「構図」だった。

でも、城福浩は・・

試合前に、ジェフについて、こんな内容を、選手たちに語りかけていたらしい・・

・・ジェフ千葉は、とても良いサッカーをしている・・

・・いまの彼らの順位は、見せ掛けにしかすぎない・・

・・彼らは、多くの負けゲームで、勝ってもおかしくない内容のサッカーをやっていたんだ・・

・・等など。

このゲーム内容からすれば、その評価は、まさに、的を射たモノだったというコトだね。

また、もう一つ付け加えると・・

そこには、リーグ全体の「レベル差」が、まさに極小だっちゅう事実があるんだよ。

ということで・・

決して、城福浩ヴェルディが、相手を甘く見てゲームに臨んだとは、思わない。

それでも、前述したように、主体的に「ゲームペース」を奪い返せなかったという事実は、重い。

城福浩ヴェルディには、この敗戦を、次につながる意味ある「学習機会」として、しっかりと活用して欲しいと思う。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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