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2023_CWC(クラブワールドカップ)・・両チームの、想像性&創造性ニュアンスに、微妙な「差」を観ていた筆者なのだ・・(フルミネンセvsアル・アハリ、2-0)・・(2023年12月19日、火曜日)

もちろん・・

世界中のサッカーの「差」は、縮まっている。

そのバックボーンは、国際化、情報化などなど・・

そう、攻守「イメージング」の内実が、世界中でレベルアップしつづけている(フットボールネーションに追い付いている!?)んだよ。

ということで・・

ワールドカップだけじゃなく、このクラブワールドカップ(CWC)も、その現実を「体感」するための素晴らしい機会なんだ。

とにかく、簡単に書きます・・

わたしは、このゲームを観ながら、まず素直に「差が縮まっている」という現実を確認していた。

そして、こんなコトを考えていたモノさ・・

・・でもサ、それぞれのプレーの「ニュアンス」には、やっぱり、まだ差がある・・

・・そう、とても微妙な、「重箱の隅」をつつくようなトコロね・・

・・サッカー要素には、フィジカル、テクニカル、タクティカル、サイコロジカル、アクシデンタル(神様スクリプトね)などがある・・

・・そのなかじゃ、やっぱり、文化的なコノテーション(言外に含蓄する意味)も内包する、タクティカルとサイコロジカルが、「重箱の隅」では、重要な意味をもつんだろうな〜・・

・・そう、このゲームを観ていて、イチバン感じた「差」は・・

・・まず何といっても、局面ボールコントロールでの「個人戦術ニュアンス」だな〜・・

・・フルミネンセ選手たちは、例外なく、次、その次をイメージングしながらボールを扱う・・

・・そう彼らは、次の「人とボールの動きと、その「リズム」も、イメージングのなかにあるんだ・・

・・だからこそ、両チームの、人とボールの動きと、その「リズム」に明確な差が感じられる・・

・・そんなコトが、ボール奪取プロセス(守備)でも、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、決定的な意味をもってくる・・

・・もちろん、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、勝負コンテンツは「個の才能」にかかっている部分も多いわけだけれど・・

・・でも、フルミネンセの場合では・・

・・「次の決定的パス」の発想を、常に持ちながらの個の勝負(ボールコントロールやドリブル)・・

・・その意味合いで、この勝負は、わたしにとって、やっぱり、フルミネンセの順当勝利・・

・・まあ、強いチームが、フェアな結果を掴んだっちゅうコトね・・

・・とにかく・・

・・ボール奪取プロセス(守備)での、攻守の切り替え、チェイス&チェック(寄せ)、マーキング&カバーリングなどなど、そんな組織プレーの内実に、やっぱり「微妙な差」が感じられた・・

・・ここまで、世界サッカーの差が縮まっている現状では・・

・・やっぱり、「最後の微妙なニュアンス」で勝負が決まってくるんだろうな〜・・

・・もちろん、勝つこと「だけ」をターゲットにする、超絶の徹底(戦術)サッカーは別だけれど(苦々しい存在だけれど!?)・・

・・世界サッカーの進化&深化という「課題」まで背負っているトップチームは・・

・・サッカーの、想像性&創造性という「美しさの高揚」まで意識し、それを「より」発展させるという「意志」をもつことが、義務なんだよ・・

あっ・・語りすぎ・・

とにかく、このゲームでは、チカラのある両チームのなかから、ものすごく微妙な「差」を抽出してみようと思ったわけです。

さて今日は、レッズ対マンチェスター・シティーだ。

そこでのレッズは、決して・・

・・選手たちの想像性&創造性を制限するような「後ろ向きサッカー」ではなく・・

・・あくまでも、想像性&創造性を前面に押し出す「主体性プレー」を魅せてくれると、思いますよ。

では、お互いに、楽しみましょう。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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