トピックス


2022_ルヴァンカップ準決勝_2ndレグ・・このゲームじゃ、小菊昭雄セレッソに対して、称賛と(日本サッカーへの貢献に対する!)感謝を込めた拍手をおくるしかない・・(レッズvsセレッソ、 0-4 )・・(2022年9月25日、日曜日)

フ〜〜ッ・・

まあ、仕方ない。これもまた、サッカーっちゅうコトだね。

とにかく・・

素晴らしいチャレンジングサッカーを魅せつづけた、小菊昭雄セレッソに、称賛と(日本サッカーに対する!)感謝の拍手をおくります。

その、前半・・

そこでレッズが落ち込んだ、レベルを超えた「ジリ貧サッカー」を観ながら、こんなコトを思っていた。

たぶんレッズは、こんな「全体的な試合展開イメージ」でゲームに入っていった!?

それは・・

・・落ち着いてゲームに入っていこう・・

・・ゴールをブチ込むしかないセレッソは、最初からガンガンくるだろうけれど・・

・・彼らの攻撃&仕掛けだったら、余裕をもって対処すれば、簡単には、ゴール機会なんて創らせない・・

・・また、最終的な勝負(結果)という視点だって・・

・・こちらにゃ、何といったって、アウェーゴールっていう絶対アドバンテージがあるんだから・・

そんな、先んじて、結果を見据えるような「気持ち」が、際限のない、心理的な「悪魔のサイクル」に落ち込んでしまったバックボーンにあった!?

まあ、そういうコトだったんだろうね。

そして、明本考浩のオウンゴールから、セレッソに追加ゴールをブチ込まれる。

とにかく・・

小菊昭雄セレッソが、これ以上ないほどの、積極的&攻撃的サッカーをブチかまし、レッズが、その勢いに、完全に「呑み込まれてしまった」コトだけは、確かな事実だった。

さて、ここで、サッカーが究極の「心理ゲーム」であるからこその、興味深い、現象というテーマに入っていくわけだ。

普通だったら、もちろんレッズは、リキを入れて押し返していくはずでしょ。

でも実際のレッズは、まったく、鳴かず飛ばずってな体たらくに落ち込んでしまったんだよ。

逆にセレッソの「闘う意志」は、何倍にも膨れ上がりつづけた。

そしてレッズ選手たちの「意識と意志」が、完璧に抑え込まれてしまったんだ。

そして、ここが、もっとも大事なポイント。

そう、彼らは、そんな「ダウン状況」から、まったく立ち直ることができなかったんだよ。

そんなグラウンド上の現象を観ながら、こんなコトを思っていた。

・・ダメだよ・・

・・いまは、完璧に、心理的な悪魔のサイクルに落ち込んじゃっているんだ・・

・・それに、セレッソの前からプレスの勢いは、まったく衰えを知らない・・

・・だからレッズは、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、「勢い」を復活させられない・・

・・そんな受け身の姿勢じゃ、セレッソの「前からプレスの勢い」を抑制することなんて、できない・・

・・そんな「ジリ貧」の状況から立ち直る方法は、一つしかない、一つしか・・

・・それは、ボール奪取プロセス(守備)での勢いを、倍増させることなんだ・・

・・そう、前線からのチェイス&チェックやカバーリングの「ダイナミズム」を倍増させるんだよ・・

・・それがあってはじめて、セレッソの「前からプレスの勢い」を、抑制できる・・

・・そして、それがあってはじめて、ボールを奪い返してからの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の勢いを、回復させられる・・

でも、結局、前半は・・

最後の最後まで、まったく攻守ハードワークとリスクチャレンジの「勢い」を、回復させられず、そのまま落ち込みつづけちゃった。

フ〜〜ッ・・

それだけじゃなく・・

まったく「違った」マインドでグラウンドに立ち、積極的&攻撃的ディフェンスから、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での「勢い」を、何倍にもアップさせていた、後半のレッズ・・

そんな彼らだったけれど・・

セレッソ山中亮輔の、素晴らしく正確なダイレクトクロスに、後方から、レッズディフェンダーの「眼前スペース」に抜け出した加藤陸次樹が、ヘディングでブチ込むんだ。

0-3。

これでレッズは、4点ブチ込まなければ、いけなくなった。

フ〜〜ッ・・

また後半35分には、ジェアン・パトリッキに、ドリブルシュートをブチ込まれちゃう。

万事休す。

そういえば小菊昭雄セレッソは、リカルド浦和レッズとの、リーグ前回対戦(変則26節)でも、とても良い内容のサッカーで、結果も、たぐり寄せたよね。

とにかく・・

このゲームについては、セレッソ、小菊昭雄の、素晴らしい仕事に対して、称賛と(日本サッカーへの貢献に対する!)感謝を込めた拍手をおくるしかない。


============

ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

-------------------

あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


============

最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


===============

 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

==============

 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





[ トップページ ] [ Jワンポイント ] [湯浅健二です。 ]
[ Jデータベース ] [トピックス(New)] [ 海外情報 ]