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2022_ACL・・(本来的には!?)実力チームのヴィッセル・・素晴らしい意志の闘いを魅せ、準々決勝へのキップを(フェアに!?)掴み取った・・(ヴィッセルvsマリノス、3-2)・・(2022年8月18日、木曜日)

キーワードは、何といっても、「意志の闘い」ってなコトに落ち着くんだろうネ。

そう、ボール奪取プロセス(守備)においても、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも。

・・いまのオレたちは、たしかに降格圏に沈んではいるけれど、でもサッカー自体は、リーグトップのマリノスを相手にしても、よい勝負を魅せられるって思っている・・

ヴィッセル酒井高徳が、試合前に、そんなニュアンスの自信を魅せていたっけ。

そして・・

そう、このゲームでのヴィッセルは、不確実なファクター満載のサッカーが、究極の「心理ゲーム」だという真実を、かなり強烈に、再認識させた。

何せ・・

そう、ボール奪取プロセス(守備)でのガンバリが、尋常じゃなかったんだよ。

特に、チェイス&チェック(寄せ)や局面デュエル、はたまた最終勝負シーンでの「最後の半歩」の内実で、「強い」マリノスに対して、勝るとも劣らない闘いを魅せたんだ。

もちろん、攻守にわたる全体的なサッカー内容じゃ、マリノスに、一日の長がある。

まあ、ボール奪取プロセス(守備)では互角だとしても、次のスペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)の内実では、明らかに、マリノスに軍配が挙がるっちゅうわけだ。

でも・・

そう、ヴィッセルは、その「僅差」を、強烈な「意志」で、見事に埋め合わせたんだ。

そして、(だからこそ!)フェアに、準々決勝へのキップを掴み取った。

ところで、マリノスの、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)での、一日の長の内実。

もちろん、それは、人とボールの動き(組織プレー)にありだよね。

もちろん、そのプロセスでは、個のドリブル勝負も、効果的にミックスしていく。

とにかく、仕掛けプロセスでの、組織と個のバランスが、素晴らしい。

前半の同点ゴールシーンにしても、後半の「追いかけゴール」にしても。

人とボールをしっかりと動かしながら、個のドリブル勝負や、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでスペースを攻略し、最後も、ダイレクトで仕留めちゃう。

その二つのゴールは、見事の一言だった。

もちろん、ヴィッセルだって・・

新任の吉田孝行によって、ある意味「解放」され(!?)、ボール奪取プロセス(守備)での、主体的な「仕事探し」だけじゃなく・・

次の、スペース攻略プロセス(攻撃&仕掛け)でも、効果的な人とボールの動きを魅せた。

だからこそ・・

ゴール機会という視点では、ほんのチョットだけ、マリノスの後塵を拝した「だけ」だった。

ということで・・

前述したように、ヴィッセルが、見事に、勝ち切ったっちゅうわけだ。

見事に・・!?

わたしには、最後の最後まで、勇気とエネルギーを振り絞り、攻守にわたる極限の「主体性プレー」を魅せつづけたヴィッセルの「魂の闘い」に、とても深いシンパシーを感じていたんだ。

ということで・・

実力チームのヴィッセルには・・

ACLでの「魂の闘い」だけじゃなく、リーグ戦でも、しっかりとした内容で、結果も掴み取って欲しいと願う筆者なのであ〜る。

それにしても・・

そう、大迫勇也の圧倒的な実効プレーには、もう脱帽。

また、彼と交替した武藤嘉紀が魅せた、積極的&攻撃的な主体性プレーも、よかった。

彼らには、今シーズン傷ついてしまったヴィッセルのイメージを復活させることも、期待します。

そして・・

選手たちの攻守イメージングを、いろいろな意味合いで「解放」した吉田孝行にも、ここまでの良い仕事の拡大継続を期待します。

ガンバレ〜、ヴィッセル〜〜・・



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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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