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2022_ACL・・ケヴィン横浜マリノスは、大会を通じて、とても価値のある進化&深化を遂げたって感じる・・帰国してからのリーグでの活躍が目に見えるようだ・・(チョンブクvsマリノス、1-1)・・(2022年5月1日、日曜日)

あ〜あっ、また「このゲーム展開」になっちゃった・・

前半の変化に富んだ「成り行き」から、またチョンブクが、前回対戦のような、徹底した戦術サッカーに立ち返っていっちゃったって感じたんだよ。

実は、この試合・・

首位通過のためには勝つしかないチョンブクが、前回よりは、すこし「前に重心をかける」戦い方をしてくるに違いないって思っていたんだ。

それに加えて・・

前半4分・・

藤田チマが、相手のパスを読み、美しいインターセプトから、ダイレクトで、アンデルソン・ロペスへのタテパスを通したんだ。

そしてアンデルソン・ロペスが、左隅に「ゴールへのパス」を決めた。

先制ゴ〜〜ル!!

そう、これでチョンブクは、イヤでも攻め上がるしかなくなり、実際に、より積極的にリスクを冒して仕掛けるようになった・・と、感じた。

でも・・

そう、前半11分。

日本でもプレーしたキム・ボギョンが、浮き球のラストパスを、右足ダイレクトで、ズバッと同点ゴールを叩き込んじゃうんだよ。

これで同点・・

フ〜〜ッ・・

その後、少しは、「よりダイナミックな動的均衡マッチ」へと、ゲーム展開が活性化するような気配を魅せていたけれど・・

そう、徐々に、前回対戦のような「構図」に入っていっちゃったんだ。

マリノスに攻めさせる(!?)チョンブク。

そして、マリノスの「ここ一発の仕掛けタテパス」に狙いを定めたアタックを仕掛け、ズバッとボールを奪い返して、必殺のカウンターを仕掛けていく。

その、狙いを定めたアタックが、素晴らしく忠実で、効果的なんだよ。

そして、そこからのスペース攻略プロセス(攻撃)。

もちろん「強い」チョンブクだから、カウンターだけじゃなく、人とボールを動かす組み立てでも、とても高いクオリティーは魅せるよ。

でも、やっぱり、もっとも危険なのは、何といってもカウンター気味の仕掛け。

スピーディーなだけじゃなく、高さも兼ね備えているから、とにかく、その素早いタテへの仕掛けは、デンジャラスの極みなんだ。

Kリーグを何度も制したことがある強豪、チョンブク。

実に優れたチームだと思う。

そんなだから、ゲームが・・

「どうなるか分からない・・」ってな微妙な展開フェイズに入っていくのも道理だった。

そんな、「静的&動的」な変化に富んだ展開を観ながら、こんなコトに思いを巡らせていた。

・・この大会は、さまざまな視点で、ケヴィン横浜マリノスが、一皮むけるための貴重な学習機会になったのかもしれない・・

・・とにかく、マリノス選手たちが、「あの」強いチョンブクに対して、とても立派な「主体性プレー」を魅せつづけたワケだから・・

ダゾン実況の桑原学さんも、同様ニュアンスの内容を主張していたっけね。

・・この大会で進化したマリノスは、日本に帰国してからのリーグでも、もっと存在感を高めるに違いありません・・

そういえば、桑原学さんだけじゃなく、ダゾン実況の方々は、ホントに、サッカーのことをよく知っている。

ドイツでは以前、解説はつけず、実況の方が、解説も兼ねていたことがあった。

ダゾン実況の方々がしゃべる内容を聞いていると、彼ら「一人」でも、とても立派に、放送が成り立つって感じる。

もちろん「そんなコト」もまた、日本のサッカー文化の進化&深化の証でもあるっちゅうわけだ。

あっと、蛇足。

とにかく、(進化&深化した!?)マリノスが、グループ首位で、決勝トーナメントへ駒を進められて、本当によかった。

優れた仕事をしているプロコーチ、ケヴィン・マスカットに対して、心からの賛辞をおくります。



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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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