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2021_J2_第18節・・永井秀樹ヴェルディ・・このゲームで魅せつづけた「忠実&粘性」サッカーこそが、高質な「主体性プレー」の証明じゃないか・・(ジェフvsヴェルディ、0-1)・・(2021年6月13日、日曜日)

さすがに、ユン・ジョンファン。

サッカーは、とても良くなっている。

とにかく、積極的&攻撃的なボール奪取プロセス(守備)が素晴らしい。

どちらかといったら、「マン・オリエンテッド」な、前からプレス守備のイメージ。

でも、そのことで、カバーリングとか、協力プレスへの選手の動きの「集散」といった、ディフェンス連動性にとって大事なファクターへのマイナスをきたすことがない。

とにかく、チーム全体の、ボール奪取プロセスへの「イメージング内容」が優れているんだ。

だからこそ、次の攻撃でも、しっかりと、守備からの「勢い」を乗せるコトができる

まあ、それも、これも、優れた心理マネージャー、ユン・ジョンファンによる、選手たちの主体性プレー(意識と意志とイメージング)の高揚があればこそ・・だよね。

とにかく、よくトレーニングされたチームだ。

ユン・ジョンファンに拍手をおくりたい。

ということで・・

そんな強いチームと対戦したヴェルディ。

この試合では、ボール奪取プロセス(守備)というよりも、粘りのブロック守備が、素晴らしく機能した・・ってのが、ポイントだね。

とにかく・・

(決勝ゴールが早すぎたことで!?)あれだけイニシアチブを握られていたにもかかわらず、ジェフの「ゴール機会」を、ほんの数えるほどに抑え切ったという事実が光る。

チェイス&チェック(相手ボールホルダーや次のパスレシーバーへの効果的な寄せ!!)、協力プレスへの選手たちの集散、カバーリング、マーキング、最後の半歩・・等など。

とにかく、そんな全てのボール奪取プロセス(守備)ファクターが、とても忠実でダイナミックだったんだよ。

ジェフは、サウダーニャという絶対エースにタテパスを「ブチ込む」ことで、「そのポストプレー」から次のスペースを攻略しようとする。

もちろん、そこじゃ、周りの押し上げサポートが、決定的に重要になってくる。

それに対してヴェルディ選手たちは、そんなジェフの押し上げアクションを、ことごとく抑え込んでしまうんだ。

もちろん、ボールがないところでのマーキングのミスもあるけれど、そんな「味方のミス」を事前に(!)予測したように、タイミングの良いカバーリングも機能させちゃう。

要は・・

ヴェルディの、ボール奪取プロセス(守備)へのアクションが、どんどんと「主体的なモノ」へと進化&深化しつづけている・・っちゅうことなんだろうね。

特に守備では・・

これから発生するかもしれない「ピンチイメージ」を、脳裏に描写すること(できるコト)が、死活的に重要ファクターになってくんるんだ。

そう、自らすすんで、「危ないシーン」をイメージし、「そこ」へ、強烈な意志をもって駆けつけて「効果的な仕事」をこなせるような、本当の意味で「クリエイティブな選手」たち。

・・いまのヴェルディを観ていると・・

「あの天才」井出遥也も含めて、本当の意味で「頼りになる」戦士たちだって、思えるようになってきている。

そう、いまの彼らは、攻守ハードワークとリスクチャレンジを、自らすすんで、積極的&攻撃的に「探しまくれる」ようなプロフェッショナルなんだよ。

それがあって初めて、ホンモノの「相互信頼ベース」を築き上げることが出来るのさ。

とにかく・・

これからも、厳しいゲームであればあるほど、こんな「粘勝」を積み重ねていけるように、選手たちのフォーム(物理的&心理的な状態!)を、限界まで高揚させ、「高み」で維持して欲しいね。

ガンバレ〜・・永井秀樹ヴェルディ・・!!


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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