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2020_J2_ 第16節・・サッカー内容からすれば残念な引き分けではあったけれど、それでもヴェルディは、美しい質実剛健サッカーへ向かって、自信&確信レベルも含 め、しっかりと進化&深化しつづけている・・(ジュビロvsヴェルディ、2-2)・・(2020年9月2日、水曜日)

素晴らしかったネ〜、後半15分を過ぎたあたりからのヴェルディ。

とにかく、その時間帯で、人とボールの動きが、次元を超えて「加速」していったと感じたんだ。

もちろん、スピードだけじゃなく、その動きのリズムと、そのコースの変化(活発なポジションチェンジなど!)。

もちろん、その絶対ベースは、攻守ハードワーク。

それも、選手たち自身が、強烈な闘う意志をもって、そのハードワークを主体的に「探し」つづけていたっちゅうコトを強調しなきゃいけない。

要は、ボールがないところでブチかます攻守プレーの(そこで、しっかりと価値あるプレーをやりたいという自己主張=意志=の!!)量と質のことだよね。

そう、サッカーは、究極の意志のボールゲームなんだよ。

あっ、そうそう、ボールがないところでのプレー・・

それをうまく認識できなかったことで、ダゾン・カメラワークに、ものすごいフラストレーションが溜まったんだっけ。

いつも書いているように、ダゾン・カメラワークは、全般的に、とても進化していると思うよ。

でも、ネ・・

そう、まだ「たまに」こんなカメラマンの方がいる。

ホントに、とても微妙な「ズームワーク」なんだよ。

そう、わたしは、あと5〜10メートルでいいから「画面の外側」が観たいだけなんだ。

まあ、カメラマンの方の、次の展開への「イメージングのレベル」が追い付いていない・・っちゅうことなんだろうね。

まあ、仕方ない・・

ということで・・

全体的な人とボールの動きが「加速」しはじめたヴェルディ・・というテーマ。

そう、ゼロトップ気味になり、縦横無尽のポジションチェンジが上手く機能しはじめたことで、人とボールの動きにも「勢い」が乗っていったんだよ。

だからこそ、スペース攻略(シュート)のチャンスも、広がっていった。

そりゃ、よくトレーニングされた強いジュビロ守備だから、そう簡単にはウラを突いていけないよ(監督のフェルナンド・フベロは良い仕事をしている!)。

それでも・・

そう、とにかく、変化のある「人とボールの動き」のコラボレーションが、とても効果的に機能しつづけていたんだよ。

そこで特筆だったのは、ミスしても、失敗しても、決して、ヴェルディ若武者たちの、タテへ仕掛けていく「意志や勇気」が減退しなかったことなんだ。

それがあったからこそ、その「体感」を、相乗効果をプラスして「次」につなげられる。

そうね〜〜・・

たしかに、内容からすれば、とても残念な引き分けではあったけれど・・

でも、「あの」強いジュビロのホームゲームで、(自信と確信、そして勇気の上積みも含めて!)貴重な学習機会を得たコトは、大きな価値だったと思うよ。

ということで、最後に・・

ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーション・・というテーマで締めましょうか。

そう、ダゾン解説の浅野哲也も言っていたけれど、「ダイレクトパス」が上手く入ったときに、ヴェルディの最終勝負プロセスが加速する・・というディスカッション。

もちろんそれは、「ワンツーの組み合わせ」ということだけれど・・

その「動き」が出てきそうになった次の瞬間には、ワンツー絡みのプレイヤーだけじゃなく、周りも、「3人目、4人目のイメージ」を描いているって感じるんだよ。

まあ、だからこそ、カメラワークが・・

あっ・・スミマセン・・

とにかく・・

ダゾン解説の浅野哲也が使っていた「最終勝負プロセスへのスイッチを入れる!」というグラウンド上の現象こそが、キーポイントなんだろうね。

その「スイッチング・シーン」は、もちろん、トレーニングで培われる。

その意味でも、また、選手たちの「主体性(自己主張)」という姿勢を発展させている(選手たちのマインドを解放した!!)ストロングハンド、永井秀樹に、敬愛の拍手をおくりましょう。

あっと・・

何度も触れた、ダゾン解説の浅野哲也さん・・

彼とは、「The対談」というシリーズで、語り合ったことがあります。

そのコラムについては・・

「その1」「その2」「その3」「その4」のコラムを、ご参照あれ〜〜・・ってか〜〜・・

へへっ・・


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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