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2018_アジア大会・・やっぱり「高倉なでしこ」は、優れた人とボールの動きリズムを絶対ベースにした組織サッカーしかない・・(なでしこvsベトナム、7-0)・・(2018年8月21日、火曜日)

スゴイッ!!

素晴らしい組織サッカーで、完璧な勝利を掴み取った「高倉なでしこ」に乾杯!!

ところで、(攻撃での!)組織サッカー・・

そう、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションを絶対ベースに、そこでのスペース攻略の流れに個の勝負をミックスしていく高質サッカー。

そこでの絶対的な基盤は、言うまでもなく、組織的に連動しつづける積極ディフェンス(優れたボール奪取プロセス!!)だよ。

とにかく高倉麻子監督は、先日の「米国ネイションズ杯」も、価値ある学習機会として有効活用しながら、チームの「ベースイメージ」をしっかりと確立していると思う。

あっと、その「米国ネイションズ杯」・・

そこでは、全体的な「攻守の組織プレーイメージング」が、まだまだチグハグだったよね。

そう、中途半端な「個人プレー」が、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションにおける、人とボールの動きの「リズム」を混乱させていたんだ。

要は、「ある」ステーション(ボールホルダー)のところで、ポールの動きが停滞することで、全体的な人とボールの動きも、リズムを失ってしまったし、「そこ」を狙った相手プレスにボールを失うシーンが続出してしまった・・っちゅうことだね。

また・・

米国ネイションズ杯での最終オーストラリア戦コラムを読み返してみて、なるほど〜・・って、納得していたよ。

そのコラムでも書いたように、前半は、素晴らしい「リズム」の組織サッカーを魅せつづけ、オーストラリアを圧倒したよね。

それが、何人かの選手が交代した後半は・・

まあ、当時のコラム(アメリカ戦ブラジル戦、そしてオーストラリア戦)も、ご参照あれ。

とにかく、この試合では・・

組織的な連動ディフェンスを絶対ベースに、攻守ハードワークとリスクチャレンジがテンコ盛りという、素晴らしい「リズム」の組織サッカーで、強敵のベトナムを完膚なきまでに叩きつぶした「高倉なでしこ」に、心からの拍手をおくっていた筆者でした。

次の決勝トーナメント勝負マッチが、いまから楽しみで仕方ありません。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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