2017_WM最終予選・・サウジに負けるときって、いつも「こんな感じ」だよな〜・・（サウジアラビアvs日本、1-0）・・（2017年9月6日、水曜日）
何か・・消化不良・・というか、悔しさ一杯の幕切れになってしまった。サウジに負けるときって、いつも同じような勝負パターンだね。
ゲーム展開やチャンスメイクの量と質といったサッカー内容で圧倒しながら、相手の（個人勝負ベースの！）ワンチャンスに沈められてしまう・・。
そう、イビツァ・オシム時代のアジアカップ準決勝のように・・。
たしかにサウジは、オランダの智将ファン・マールヴァイクによって、組織サッカーへの「志向マインド」だけは高まっているように見える。
でも・・
そう、実際のボールの動きは、スペースパスじゃなく、足許パスのオンパレードなんだよ。
このテーマについては、「The Core Column」で発表した「このコラム」もご参照あれ。
要は、サウジアラビアチームは、ダイレクトパスを織り交ぜた組織コンビネーションでのスペース攻略なんてイメージしていないということか・・。
そして最後は、個の勝負に懸ける。
決勝ゴールシーンでも、パスを受けたサウジ選手の「個のタメプレー」に日本の守備ブロックが引きつけられたスキを突かれてスルーパスを決められてしまった。
たしかに後半のサウジは、より人数をかけて攻め上がってきた。
そして、決勝ゴールの直前には、このゲームでは初めてウラのスペースを突く最終勝負を決めかけた（川島永嗣のスーパーセーブ！）。
でも、そんなゲーム展開の変容にしても、誰の目にも、結局は「単発の最終勝負」しかないサウジ攻撃に限界があることは明白だったはず。
だからこそ、とても悔しい・・
まあ、仕方ないけれど・・サ。でも、それにしても・・。あっ、いかん、いかん・・。
ということで、ここからは、中盤での攻守ハードワーク（積極器に仕事を探しつづけるプレー姿勢）をピックアップしようかな。
まずは、井手口陽介。
この試合でも、気を吐いていた。
とにかく、彼が魅せつづけた「爆発アクション」を積み重ねる攻守ハードワークは特筆モノだよ。
攻守ハードワークでは、やはり、選手個々の闘う意志の発露（はつろ）としての爆発アクションにこそ、重要なコノテーション（言外に含蓄される意味）が内包されている。
もちろん、状況を見定めるような（狙いを定めたり、相手を誘い込んだりする！？）タメからの、メリハリの効いたボール奪取アクションや決定的フリーランニングが効果的なシーンもある。
でも私は、今の日本にとって、そんな「スマートさ」を追求するのではなく、チーム全体として統一された「泥臭い」爆発アクションを積み重ねていくことの方が、世界に抗していく上で、とても大事な方向性だと思うわけさ。
また、山口螢。
素晴らしいアンカーぶりだった。
彼もまた、ものすごく忠実に、中盤での仕事（攻守ハードワーク）を探しつづけていた。
ホントに、頼りになるバランサーじゃないか。
そんな彼の価値あるハードワークに報いる意味でも、「あの」スーパーボレーシュートは決めさせてあげたかったね。
またまた、タラレバ。へへっ・・
そんな中盤での効果的ハードワークもあって、日本の強力な最終ラインも、素晴らしい機能性を魅せていたよね。
スミマセン・・ちょっと眠くなってきた。
後でビデオを観ながら書き足すかも知れないけれど、いまは、こんなところでご容赦・・
その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。
その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト（コントラバス奏者）藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。
”Football saves Japan”の宣言に賛同します（写真は、宇都宮徹壱さんの作品です）。