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2016_クラブワールドカップの3(準決勝)・・アントラーズ伝統の「闘う意志」が、世界との「最後の僅差の壁」をブチ破った!?・・(アントラーズvsアトレティコ・ナシオナル、3-0)・・(2016年12月14日、水曜日)

スゴイッ!!

ホントに、すごいアントラーズの勝負強さ(強烈な闘う意志!!)だった。

もちろん「ツキ」にも恵まれた。

特に、前半。

完璧に守備ブロックが崩されて(要は背後スペースを攻略され、ギリギリで競り負けて!)陥った、あれほどの決定的ピンチを「しのぎ」切ったんだからね。もちろん、神様ドラマの「ツキ」も含めて・・サ。

ツキ・・!?

いや、別な視点から考察すれば、アントラーズ守備ブロックが、しっかりと「ツキ」を呼び込んだとも言えそうだ。

要は、彼らが魅せつづけた、「ねばり」の局面デュエル(ボールをめぐるギリギリのせめぎ合い)と、極限の、「攻守ハードワークを探しつづける意志」の積み重ね。

ところで、この、バイード・ハリルホジッチが広めた「デュエル」という表現だけれど・・

実は、ドイツ語でも、まさに同じ意味で、デュエルという表現をよく使うんだよ。だから、よい機会だから、私も多用することにしたっちゅうワケさ。

私は、このデュエルという表現に、物理的な「ボールの奪い合い・・」というだけではなく、ボールがないところでの「スペースの奪い合い・・」というニュアンスも込める。そう、イメージングの「デュエル」っちゅうわけだ。

そしてだからこそ、この試合でアントラーズ守備陣が魅せつづけた、みずから積極的に、局面勝負の仕事を「探し」つづけるという強烈な闘う意志に、心からの拍手をおくるんだよ。

それでも・・

よく守れていた後半だったけれど、何度かは、背後の決定的スペースを突かれる(マークを外されて背後スペーに走り抜けられる!?)シーンもあった。

ただ、そんな状況でも、アントラーズの強者どもは、決してボールウォッチャーや局面ウォッチャーに陥ることなく、素早く「次のカバーリング」に入ったり、置き去りにされた選手にしても、もう脇目もふらずに必死に戻るなど、足が動きつづけていたんだ。

そう、彼らは、次、その次の「勝負シーン」を、しっかりと、主体的にイメージしつづけられていたんだよ。だからこそ身体が、しっかりと動きつづけたっちゅうわけさ。

それは、ものすごく感銘させられた「心理・精神的な強靱さ」ではあった。

もちろん、チーム総合力は、アトレティコの方が、上だったよ。

個人的なフィジカル能力、攻守にわたる、テクニック&スキル、戦術的なイメージング能力と、その「チーム内での統一レベル」・・等など。

でも、心理・精神的には(闘う意志では!!)、アントラーズは、まったく劣っていなかった。いや、逆に、アトレティコを凌駕していたかもしれない。

それが、物理的&戦術的な「差」を、しっかりと補った!?

そう、そんな「世界との最後の僅差」を体感しつづけていたアントラーズ選手たちだったけれど、まったくビビることなく、攻守にわたって、積極的にハードワークを探しつづけ、勇気をもってリスクにもチャレンジしつづけたんだ。

だからこそ、まさに「勝ち取った決勝」だったんだよ。

それにしてもアントラーズは、ホントに、よく勝った。

ということで、日曜日の決勝は、お互い、とことん楽しみましょう。

あっと・・

その前に、明日のセミファイナルに登場するレアルには、しっかりと勝ってもらわなきゃいけないけれど・・さ。


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ところで・・

チト唐突ですが、知り合いのジャズシンガー、宮崎友紀子さんを紹介させてください。もう、ホントに素晴らしいソウルフルヴォーカリストです。

以前、あるキャフェライブで聴き、いっぺんにファンになったのですが、その宮崎友紀子さんと、偶然、友人のガーデンパーティーで再会したんです。

彼女については、このページあのページを参照してください。

私がコンサートで聴いたのは「ボサノバ」だったけれど、本当に心に染みわたりましたよ。

その宮崎友紀子さん。私の友人で、日本を代表するベーシスト(コントラバス奏者)藤原清登さんともコラボしたらしい。知らなかった。

 藤原清登さんだけれど、あるライブで彼女のヴォーカルを聴き、すぐに「いいですネ〜・・よければ、今度セッションを組みませんか・・」と、オファーしたんだそうな。

「あの」藤原清登だからね、宮崎友紀子さんの実力については推して知るべし・・だよね。

ということで、彼女の最新アルバムのカバー写真も載せておきます。

また、ギタリスト&シンガー(&パーカッション&マウス・トロンボーンなどのマルチ音楽家)として活躍するホブソン・アマラウさんとのコンビがパフォームするYouTube動画へも「リンク」を張っておきま〜す。

あっと・・。ところで明後日の金曜日(16日)、ホブソンさんとのボサノバじゃないけれど、下北沢の「ブックエンドコーヒーサービス」という小さなキャフェで、宮崎友紀子さんがヴォーカルで登場します。私も、駆けつける予定で〜す。

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あっと・・

私が愛用しているウエストポーチやバックパック。それについて何人かの方々に質問されたんですよ。それは、友人のデザイナーが主催するブランド、「METAS」

ちょっと、プロモートさせてくださいね。

この方は、某有名メーカーのチーフデザイナーから独立し、自らのブランドを立ち上げました。シンプルイズベスト・・スローライフ・・などなど、魅力的なキーワードが散りばめられた「METAS」

とてもシンプル。でも、その機能性は、もう最高。お薦めしまっせ。


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最後に「告知」です。

どうなるか分からないけれど、新規に、連載をはじめています。

一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

自伝では、とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書きましょうかね。そして、もしうまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れて立ち上げた新ビジネス」や「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、できる限りアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・


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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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