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			 2014_ゼロックス・スーパーカップ・・サンフレッチェのイメチェンに乾杯!!・・(サンフレッチェvsマリノス、2-0)・・(2014年2月22日、土曜日) 2014_ゼロックス・スーパーカップ・・サンフレッチェのイメチェンに乾杯!!・・(サンフレッチェvsマリノス、2-0)・・(2014年2月22日、土曜日)
 
 
 2013年9月からはじめた、私のHPでの新連載。 2013年9月からはじめた、私のHPでの新連載。
 
 『The Core Column・・』
 
 そこで、昨シーズンの「J」における数字的な結果から、「こんなコラム」を書いた。また、その後、監督の姿勢をテーマに、「アンバランスなバランスの取り方・・」なんていうコラムも書いた。
 
 まあ、そのコラムのバックボーンには、サンフレッチェ広島が展開したサッカー「も」含まれていたね。もちろん、監督の森保一さんの基本的なマネージメント姿勢も含めて・・ネ。
 
 そう、リスクを、出来るかぎり(選手に対する意識づけとして)抑制する消極サッカー。
 
 だから、失点は少ないけれど、得点も多くない。
 
 ただ、今日のゼロックス・スーパーカップでは・・
 
 そう、サンフレッチェは、攻守にわたってダイナミックな(もちろん、リスクをモノともしない!)積極サッカーを展開したんだよ。
 
 それを観ていて、思った。
 
 前言(以前のコラム内容を)撤回っ!!??
 
 いや、昨シーズンのサンフレチェに関する「前言」は、まあ正しい評価ベクトル上にあったと思うよ。
 
 そうではなく、今のサンフレッチェが、そんな「以前の評価」からすれば、とても進化&深化したっちゅうことだよね。
 
 いや、ホント、今日のサンフレッチェは、内容でも結果でも、マリノスを完全に凌駕し、天皇杯決勝での完敗に対し、完璧なリベンジを果たしたんだ
 
 マリノス監督の樋口靖洋さんも、とても素直に、シャッポを脱いでいた。曰く・・
 
 ・・この試合は、スコア通りの内容だった・・我々には、フィジカル的に負い目があった・・身体のキレが足りなすぎた・・
 
 そして樋口靖洋さんは、これまた、とても素直に、サンフレッチェを賞賛するんだよ。曰く・・
 
 ・・この試合でのサンフレッチェは、天皇杯決勝とは完璧にイメチェンしていた・・彼らは、前から積極的にプレスを掛けつづけてきたんだ・・
 
 まあ、ゲーム内容を細かく追うことはしないけれど、とにかく、ゲームの立ち上がりからサンフレッチェが展開した、積極的なプレッシングサッカーは、ホントに賞賛に値するよね。
 
 そのことについては、森保一監督も、胸を張っていたっけ。曰く・・
 
 ・・選手たちには、相手ボールホルダーに対して、前から積極的にアプローチしていくという意識付けをした・・
 
 ホント、サンフレッチェ選手たちが魅せつづけたボールへのアプローチでは、次、その次という、優れたダイナミズムに充ちた守備アクションが連鎖しつづけていた。
 
 そして彼らは、ボールを奪い返した次の瞬間には、素早い仕掛けをブチかましていくんだ。
 
 前後半を通し、サンフレッチェは、何度、決定的チャンスを作りだしたことか・・。
 
 まあ、あれ程のチャンスを決め切れなかったことは、深く反省する必要はあるけれど、そんな決定機を、前からのプレッシングを繰り返すことで(何度も)作りだしたことこそが、彼らのイメチェンを象徴するグラウンド上の現象だったね。
 
 ということで、どうしてもガマンし切れず、こんな質問をぶつけたっけ。
 
 ・・サンフレッチェは、素晴らしいイメチェンを果たしつつあると思う・・もちろん、攻守にわたってサッカーが積極的になったという意味なのだけれど・・そのことについて、コメントをいただけませんか?・・
 
 ・・いや・・別に・・特別なことをやったわけじゃありませんよ・・敢えて言えば、これまで通りのコンセプトで、より進化しているということじゃないですか・・
 
 ・・それでも、いま森保さんがおっしゃった、相手ボールホルダーに対する、前からの積極的なプレッシングは、以前からすれば、かなりのイメチェンだと思うのですが・・
 
 ・・いや、それについても、以前から、素早い攻守の切り替えから、しっかりと相手ボールホルダーを追いかけて抑えるというコンセプトでしたから、別に大きく変わったとは思っていませんよ・・
 
 森保一さんは、そんな風に、私の質問に、ニベもない反応ばかり。
 
 もしかしたら、前述の「The Core Column」や、天皇杯決勝のコラムを読んだのかもしれないネ。だから、彼としては、「なに言ってやがる・・」なんて憤っていた!?
 
 ここは、粘るしかない・・
 
 何せ、そんな「ニベ無し」のコメントをしながら、森保一さんは、私のことを注視しながら、「これで、いいですか??」なんてコトを言いながら、私のことを見るんだよ。
 
 だから、そんな森保一さんの態度がコトを完結させないうちに、つづけて聞いた(司会の方を無視した=ホントにスミマセンでした・・この場を借りてお詫びします!!)。
 
 ・・それ(目指すコンセプトを継続しているだけ!!)は分かるんですが・・それでは、森保さんが、ハーフタイムに出した指示にある、リスクマネージメントというテーマについて聞きます・・
 
 ・・リスクマネージメントには、消極的で受け身なモノと、積極的で攻撃的なモノがあると思うんですよ・・石橋を叩いても渡らないような姿勢の場合は、選手たちに、上がっていくときは、しっかりと人数を数えてから行くように・・なんて指示するじゃないですか・・
 
 ・・でも、それじゃ選手たちは、監督さんが考えている以上に人数を数え過ぎちゃう・・
 
 ・・でも、いま森保さんがおっしゃったように、素早い攻守の切り替えから、相手ボールホルダーを、最前線から全力で追いかけ、周りのチームメイトも、その
流れに乗って、素早く、協力してプレスを掛けるというのは、明らかに積極的なリスクマネージメントですよね・・この試合でのサンフレッチェは、その視点
で、大きなイメチェンを果たしたと思うんですよ・・
 
 またまた、長い、長〜い質問になってしまった。スミマセンネ・・。でも、そんな質問が、森保さんを刺激したようで・・
 
 ・・そうですね・・ボールへのアプローチにしても、ゲームの状況に応じてですが、たしかに、より積極的(攻撃的!?)になったとは思いますね・・だから、次、その次という協力プレスも、より効果的に機能していたんだと思います・・
 
 私は、そのコメントに対し、森保さんを見ながら、「サム・アップ」して手を振った。
 
 それに対して、森保一さんも、にこやかな表情で応えてくれたっけ。
 
 ということで、今シーズンのサンフレッチェに対する期待が、急激に高まり始めている筆者だったのでした。
 
 今シーズンのサンフレッチェは、様々な視点で、ポジティブなイメージチェンジを魅せてくれると思いますよ。
 
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 最後に「告知」です。
 
 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。
 
 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。
 
 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。
 
 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。
 
 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。
 
 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。
 
 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」。
 
 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」。
 
 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。
 
 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。
 
 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。
 
 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・
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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。
 追伸:わたしは ”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。 ”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。
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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。
 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。
 
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