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2014_ナビスコ・・ドラマチックな大逆転劇だったからこそ、何かを学習し、発見する機会でもあった・・(レッズvs徳島ヴォルティス、 4-3)・・(2014年4月16日、水曜日)

お恥ずかしながら、熱を出してしまい、このナビスコカップはテレビ観戦という体たらくになってしまった。

それにしてもレッズは、(相手を甘く見て!?)気が抜けた時間帯と、(相手リードによって目が覚めたことで!?)気合いが何倍にも増幅した時間帯の「両極端」を体感した(させられた!?)ね。

それは、それで、主体的に「戦う意志」をアップさせられたという成功体感という意味合いも含めて、とても貴重なイメージ価値になったと思う。

特に、大逆転劇を成立させた最後の時間帯に、槙野智章が魅せつづけた(次の守備を顧みない!?)スーパーな勝負プレーは、素晴らしかったし、チームに勇気を与えた。

この、リスクチャレンジこそが、チームの気合いを何倍にも増幅させたと思うわけだ。

いや、もう1人、この大逆転ドラマの立役者がいた。そう、柏木陽介。

いまレッズに欠けているのはリーダーシップだよね。

私は、この2人がブチかましつづけた、闘うスピリチュアルエネルギーに満ちあふれた積極プレーを観ながら、そろそろ、柏木陽介と槙野智章が、チームのリーダーシップを掌握してもよい頃だと思っていた。

この大逆転劇のバックボーンとなった、ダイナミズムの(闘う意志の!)劇的な増幅は、もちろん相手にワンチャンスを決められてリードされたという「刺激」 もあったけれど、それと同時に、その逆境をブチ破っていく「強烈な意志のポジティブサイクル」が、とても貴重だったと思うわけだ。

(今の!!)レギュラー連中も、スタンド観戦でこの大逆転ドラマの証人になっていたんでしょ。だからこそ、とても貴重な「イメージ資産」になったと思うわけです。

サッカーは、究極の「心理ゲーム」であり「組織ゲーム」でもあるわけだよ。

だからこそ、全員が、同じ「テンション環境」のなかで、主体的に(積極的に)全力で闘うことこそが、攻守にわたる組織サッカーの機能性を、限界まで引き上げるっちゅうわけだ。

1人だけ闘ってもダメ。

とにかく、全員が、同じ「テンションとイメージ」で闘うことによって、極限まで(攻守にわたる)仕事を探しつづけるような、心理的&物理的な「ポジティブ・サイクル」の回転を加速させていかなければならないんだよ。

だからこそ、チームの「意志」を、一つの方向へドライブし、その意志を極限まで高められるようなリーダーシップが必要なんだ。

ちょっとフラフラするけれど、とにかく、柏木陽介と槙野智章が魅せつづけた、素晴らしい「闘う意志のオーラ」に触発されてキーボードに向かってしまった次第。

でも、今日はここまで。悪しからず〜・・

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 最後に「告知」です。

 実は、ソフトバンクではじめた「連載」だけれど、事情があって、半年で休止ということになってしまったんですよ。

 でも、久しぶりの「ちゃんとした連載」だったから、とてもリキを入れて書いていた。そして、そのプロセスを、とても楽しんでいた。自分の学習機会としても、とても有意義だったしね。

 そして思ったんですよ、この「モティベーション機会」を失ってしまうのは、とても残念だな〜・・ってね。

 だから、どこかで連載をはじようかな・・と、可能性を探りはじめた。そこでは、いくつか良さそうなハナシもあったし、メルマガでもいいかな・・なんてコトも考えた。

 でも・・サ、やっぱり、書くからには、できるかぎり多くの方々に読んでもらいたいわけですよ。でも、可能性がありそうな(メルマガも含めた)連載プラットフォームとしては、やはり私のホームページにかなうモノはなかった。

 ということで、どうなるか分からないけれど、とにかく、私のホームページで、新規に、連載をはじめることにしたのです。

 一つは、毎回一つのテーマを深める「The Core Column」

 そして、もう一つが、私の自伝である「My Biography」

 とりあえず、ドイツ留学から読売サッカークラブ時代までを書こうかな。もし、うまく行きそうだったら、「一旦サッカーから離れてから立ち上げた新ビジネス」、そして「サッカーに戻ってきた経緯」など、どんどんつづけましょう。

 ホント、どうなるか分からない。でも、まあ、一週間ごとにアップする予定です。とにかく、自分の学習機会(人生メモ)としても、価値あるモノにできれば・・とスタートした次第。

 もちろん、トピックスのトップページには、新規に「新シリーズ」コーナーをレイアウトしましたので、そちらからも入っていけますよ。

 まあ、とにかく、請う、ご期待・・ってか〜〜・・あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 





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