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2011_ナデシコ_なでしこジャパンにとって素晴らしい学習機会になった・・(なでしこジャパンvsリーグ選抜、 3-2)・・(2011年8月19日、金曜日)

・・オッ・・これはいい試合になるかもしれない・・もちろん、厳しいオリンピック(アジア)最終予選へ向かう「なでしこジャパン」にとっての良い学習機会として・・

 ゲーム立ち上がりに「なでしこリーグ選抜」が魅せた、前からプレスを仕掛けていく積極サッカーを観ながら、そんなことを思っていた。リーグ選抜チームを率いる星川敬監督も、記者会見で、こんなニュアンスの内容をコメントしていたっけ。

 ・・もっと想定外の出来事が少なければ逆転できた内容のゲームだった・・両チームともに、とても気の入ったサッカーをやった・・だから良いゲームになった・・「リーグ選抜」に負けるわけにはいかないと、真剣に闘ったナデシコ・・昨日集まり、パッと練習しただけの我々リーグ選抜だったが、それでも最後まで気合いの入ったプレーを展開した・・私は彼女たちを誇りに思う・・などなど・・

 また、なでしこジャパンの佐々木則夫監督も、リーグ選抜が気合いの入った全力サッカーでゲームに臨んでくれたことに感謝していた。まあ、だからこそ、徐々に「本当の実力の差」がグラウンド上に現出してきたっちゅうことでしょうね。

 そう・・、思っていた通り、前半も10分を過ぎたあたりから、なでしこジャパンがゲームのイニシアチブを握りはじめたのですよ。そして前半15分、左サイドから宮間あやが送り込んだ素晴らしいクロスを、逆サイドのファーポストゾーンまで詰めていた右サイドバックの近賀ゆかりが、ピタリとボレーで合わせた。素晴らしい先制ゴールでした。

 その後の前半18分には、右サイドを派手なドリブルで突破した丸山桂里奈が送り込んだ「正確な」グラウンダークロスから、川澄奈穂美が、テクニカルなダイレクトシュートを叩き込んだ。

 ところで、川澄奈穂美だけれど、先日のボーフムでの国際会議でも話題になっていた。

 ・・あのカワズミっていう選手は、本当に素晴らしい組織プレイヤーだ・・攻守にわたって、あれほど忠実に汗かきプレーをつづけたら、まわりの選手も、とても楽になるよな・・それに、ボールを持っても、とても高いスキル魅せていた・・効果的な組織プレーだけじゃなく、必要ならば、個人勝負で相手をきりきり舞いさせてしまうようなシーンだって魅せた・・ザヴァも、彼女の登場で、とてもスムーズにゲームをコントロール出来るようになったと思うよ・・等など・・

 アッと・・「カワズミ」って、川澄奈穂美のことで、「ザヴァ」っていうのは、言わずと知れた澤穂希のことだよ。ドイツ語では、そう発音することになっちゃうのです。あははっ・・

 川澄奈穂美だけれど、この試合でも、とにかく攻守にわたって、神出鬼没の、素晴らしいプレーを披露した。そのプレーを観るだけで入場料にオツリがくる・・ってなものだ。

 彼女の場合、とにかく守備参加(戻り)が忠実で効果的。そして、次の攻撃になったときには、後方からの「3人目」として、どんどんと最前線のスペースへ飛び出していく。

 相手にとって、これほどイヤな選手はいない。ドイツのワールドカップでも、彼女が先発で出てきてから、明らかに、ナデシコの組織サッカーが、一段シフトアップしたと感じたものです。そのことは、国際会議に参加していたプロコーチ連中も一致した意見だった。

 「・・ザヴァは言うまでもないけれど、彼女のプレーが本当の意味で効果的に活かされるようになったのは、カワズミが、中盤のパートナーとして先発出場してからだよな〜・・」なんてね。

 ところで、川澄奈穂美の基本ポジションはトップだけれど、神出鬼没の彼女のプレーから、多くのドイツ人コーチは、彼女がミッドフィールダーだと思っていたのですよ。興味深いでしょ!

 ここで、澤穂希の素晴らしいプレーに言及すべきだけれど(後半、彼女が抜けたことで、なでしこジャパンのサッカー内容が急激に減退した!!)、でも、彼女については、最終的に25本以上になった「女子ワールドカップコラムシリーズ」にもたくさん書いたから、そちらを参照して下さいネ。

 ということで、ここでは、丸山桂里奈について簡単に。

 実は、彼女も、国際会議で(雑談タイムで!)何度も話題にのぼるなど目立った存在だったのですよ。何せ、ドイツ戦で決勝ゴールを決めたのは彼女だったわけだからね。

 確かなボールコントロールに鋭いドリブル勝負・・。たしかに局面では目立つ存在だったね。でも、長い時間のプレーでは・・!?

 結局、佐々木則夫監督は、彼女については、スーパーサブ的な使い方しかしなかったよね。要は、彼女の場合、長い時間のプレーは期待できないということらしい。それは、彼女のコンディションが悪すぎるから・・!?

 この試合でも、先発し、攻守にわたって走り回ってはいたけれど、前半も30分を過ぎたあたりから、まったく動きが止まってしまった。要は、持久力が、あまりにも貧弱ということなんだろうね。瞬発型のプレイヤーにはありがちだけれど、彼女の場合、そんなレベルのハナシじゃなく、とにかく「基本的な持久力」が、とても劣っているということらしいのですよ。

 あのような才能に恵まれているのだから、もっと走れたら、なでしこジャパンにとっても心強い戦力になれるのに。わたしは以前から彼女に注目していた。でも、結局は鳴かず飛ばず。それも、彼女が「走れない」というのが原因なのだとしたら、そりゃ、とても寂しいことだよね。とにかく丸山桂里奈には、心を入れ替え、しっかりと「走れる」ようになることを目指して欲しいと思っているのは私だけではないに違いありません。

 最後に、佐々木則夫監督に、こんなコトを聞いた。

 「集中方式で行われるオリンピック予選のホストカントリーは、最大のライバルである中国・・日本にとって不利なゲームの日程についても、聞くところによると、彼らとFIFAで決めてしまったとか・・またレフェリーについても、彼らが取り仕切るはず・・そんな、とてつもない逆風のなか、なでしこジャパンは、相手チームに、ワールドチャンピオンの称号というエクストラ・モティベーションまで与えてしまった(要は、なでしこジャパンが、全てのチームにとって、負かす目標になったという意味ですよ!)・・相手は、中国、韓国、北朝鮮、そしてオーストラリアという強豪・・ヘタをすれば、本当にボロボロにやられてしまうかもしれない・・だから、なでしこジャパンは、最初から、相手を完璧にブッ叩くつもりで(勝ちを強引に奪い取るつもりで)試合に臨まなければならないと思うのだが・・」

 長い質問だったから、佐々木監督の答えも長かった。そのニュアンスを要約したら・・

 ・・世界一のエンブレムを手に入れた・・でもそれは、相手にとっても大きなモティベーションになる・・我々は、ドイツのワールドカップで、ココゾッ!の勝負所に対する感覚を磨いた・・そんなポジティブな面がこの試合でも表現されたと思っている・・もちろんオリンピック予選では、相手も捨て身の闘いを挑んでくるだろう・・でも我々も、ワールドカップで、「小さなトコロの差」を感じることの大事さを学んでいる・・今回のオリンピック予選では、そんな色々な経験がしっかりと活かされると確信している・・例えば、今日の試合でのスライディングの量と質・・それは、勝負所に対する鋭い感覚が表現されたプレーだと思う・・そんな勝負勘という視点でも、今日は我々が、相手を凌駕したと思っている・・そんな小さなコトの積み重ねが結果につながってくる・・などなど

 とにかく、今回のオリンピック予選「も」、完全アウェーの厳しい闘いになる。もちろんレフェリーも含めて・・。だからこそ、ワールドカップで体感した(佐々木則夫監督が言う)勝負所をつかみ取る鋭い感覚を駆使し、強烈な意志を前面に押し出した積極的な闘いを期待しましょう。

 ガンバレ〜〜・・なでしこジャパン・・

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 ちょっと話題は変わりますが・・。

 このところ、わたしが愛用しているウエストバッグやバックパックについて質問してくる方々が増えています。ということで、それを軽くご紹介することにしました。

 ブランドは、METAS(メタス)といいます。

 以前「サザビー」という有名ブランドのチーフデザイナーを務めていたわたしの友人が、10年前に独立して作り上げたプライベートブランド。その、痒(かゆ)いところにも楽に手が届くっちゅう感じの、実用的なアイデアが満載されたビジネスツールが、とても気に入ってます。

 METAS(メタス) が扱っているのは、わたしが愛用するウエストバッグやバックパックだけじゃなく、ショルダーバッグやハンドバッグ、はたまたボストンバッグやブリーフケース等もあります。

 全体的なデザインはオーソドックス(どこか懐かしいスタンダード・・というのがコンセプトらしい)だけれど、高質な材料の選択や、その素敵な組み合わせだけじゃなく、細かな気配りアイデアにも感嘆させられるスグレモノです。使い込めば込むほど(長寿もコンセプトの一環!?)、愛着がわいてくる。そして、安物とは違い、古くなればなるほど、素敵なチャック金具やおしゃれな裏地といった「細かなデザイン」が光り輝いてくる。

 ちょっと誉めすぎ!? まあ私は、メタスの哲学と、それを具現化したバッグ類を、とても気に入っているのですよ。

 様々なタイプのバッグを日々のアクションに活用している方々こそが、その細かな気配りアイデアを高く評価するに違いないと確信する筆者なのでした。ちょっと「押し」過ぎ!? あははっ・・

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 重ねて、東北地方太平洋沖地震によって亡くなられた方々のご冥福を祈ると同時に、被災された方々に、心からのお見舞いを申し上げます。 この件については「このコラム」も参照して下さい。

 追伸:わたしは”Football saves Japan”の宣言に賛同します(写真は、宇都宮徹壱さんの作品です)。

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 ところで、湯浅健二の新刊。三年ぶりに上梓した自信作です。いままで書いた戦術本の集大成ってな位置づけですかね。

 タイトルは『サッ カー戦術の仕組み』。出版は池田書店。この新刊については「こちら」をご参照ください。また、スポーツジャーナリストの二宮清純さんが、2010年5月26日付け日経新聞の夕刊 で、とても素敵な書評を載せてくれました。それは「こちら」です。また、日経の「五月の書評ランキング」でも第二位にランクされました。

 




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